ツインディスククラッチ
ディスクが2枚あるタイプのクラッチ。ツインプレートとも呼ばれる。クラッチの伝達トルクを2倍にでき、クラッチトルク容量の大きなクルマ(レーシングカーなど)に取り付けられる。クラッチの伝達トルクを大きくするためには、クラッチのセット荷重を大きくする、クラッチの有効半径を大きくする、摩擦係数を大きくする、クラッチの摩擦面を増やす、など4通りがある。クラッチのスプリングセット荷重を大きくすると、クラッチペダルの踏力が大きくなり取り扱いが困難になる。クラッチの有効半径を大きくすると、外径が大きくなりレイアウトが困難。摩擦係数には限界がある。ディスクを2枚にして摩擦面を増やすと構造は複雑になるが、有効な手段である。
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