チューリップチェア
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/15 15:54 UTC 版)
チューリップチェア(英語:Tulip chair)は、フィンランドの建築家、エーロ・サーリネンによりデザインされた椅子の名称。椅子の形状がチューリップの花に似ていることからこの名称がつけられた。
椅子は1956年にアメリカ合衆国ニューヨーク市のオフィス家具を扱う企業、ノール社(英語版参照)へ向けてデザインされたものである。当初椅子はダイニングテーブルに合うような椅子としてデザインされた。その後椅子はモダニズムの道をたどり、さまざまな素材の実験的な品目となっていった。
材質には基調となるアルミのほか、ガラス繊維強化プラスチック (GFRP) もフレームに使用されている。また、クッションには革および布地が使われている。チューリップチェアは今日において、産業的デザインの典型と考えられている。また、椅子はその曲線や素材の使い方が、しばしば先端をいくものであるとも考えられている。
関連項目
「Tulip chair」の例文・使い方・用例・文例
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