Tannaseとは? わかりやすく解説

タンナーゼ【tannase】

読み方:たんなーぜ

エステラーゼの一。タンニン酸加水分解して没食子酸にする反応触媒する酵素


タンナーゼ

(Tannase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/12 14:45 UTC 版)

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tannase
識別子
EC番号 3.1.1.20
CAS登録番号 9025-71-2
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA英語版 BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / EGO

タンナーゼ(Tannase、EC 3.1.1.20)は、以下の化学反応触媒する酵素である。

二没食子酸 + H2O 2 没食子酸

従って、基質は二没食子酸で、生成物は没食子酸である[1]

この酵素は、加水分解酵素に分類され、特にカルボキシルエステル結合に作用する。構造名は、タンニンアシルヒドロラーゼ(tannin acylhydrolase)である。

二没食子酸の2つの芳香環の中央のエステル結合を加水分解するだけではなく、2つの芳香環のうちの1つの末端に結合するエステル官能基を加水分解するエステラーゼ活性も持つ[2]

タンナーゼは、ガロタンニンの分解で主要な役割を果たす。ルーメン細菌を含む広範な微生物が持つ[3]

出典

  1. ^ Dyckerhoff H and Armbruster R (1933). “Zur Kenntnis der Tannase”. Hoppe-Seyler's Z. Physiol. Chem. 219: 38–56. doi:10.1515/bchm2.1933.219.1-2.38. 
  2. ^ Haslam E, Stangroom JE (April 1966). “The esterase and depsidase activities of tannase”. Biochem. J. 99 (1): 28–31. PMC 1264952. PMID 5965343. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=1264952. 
  3. ^ Bhat TK, Singh B, Sharma OP (1998). “Microbial degradation of tannins--a current perspective”. Biodegradation 9 (5): 343–57. doi:10.1023/A:1008397506963. PMID 10192896. 


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