TFCC 損傷分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:44 UTC 版)
「三角線維軟骨複合体損傷」の記事における「TFCC 損傷分類」の解説
臨床の現場では Palmer による下記のように関節鏡分類が用いられる。 Class 1 新鮮断裂 1A: 中央部損傷 1B: 尺側損傷 1C: 遠位(辺縁)損傷 1D: 橈側損傷 Class 2 変性断裂 2A: 関節円板のすり減り 2B: 関節円板のすり減り + 月状骨の軟化 2C: 関節円板の穿孔 + 月状骨の軟化 2D: 関節円板の穿孔 + 月状骨の軟化 + 月状三角骨間靱帯の損傷 2E: さらに進行した変性所見 但し、臨床現場では上記だけの分類では不十分だと、中村 俊康(Toshiyasu Nakamura, MD, PhD)から指摘があり、下記のように分類分けを行うのが適当とされている。 新鮮損傷 橈側損傷 (英: radial slit tear) 尺側損傷 (英: ulnar slit tear) 中央部損傷 (英: central slit tear) 掌側損傷 (英: palmar slit tear) 背側損傷 (英: dorsal slit tear) 水平断裂 (英: horizontal tear) 近位部損傷 (英: proximl slit tear) 橈側大断裂 (英: radial avulsion) 尺側大断裂 (英: prestyloidal tear) 小窩部剥離 (英: foveal avulsion) 変性損傷 軟化 (英: malacia) 線維化 (英: fibrillation) 穿孔 (英: perforation)
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