サレール (チーズ)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 06:28 UTC 版)
サレールチーズ(フランス語: Salers)は、フランス、オーヴェルニュ地方の、カンタル県全域の他、アヴェロン県、ピュイ=ド=ドーム県など、主にサレール付近で牛乳を原料として製造されるセミハードタイプのチーズ[2]。製法はカンタルチーズと「全く同じ[4]」であるが、生産期間と生産者に差異がある。生産期間は毎年決まった期間内だけ(AOC:5月1日から10月31日[1]、AOP:4月15日から11月15日[5])でかつ、生産者も農家のみに限られ[1]、できあがった製品には農家と生産日を識別するためのアルミ製の赤いプレートが付けられる[3]。また、無殺菌乳のみを使用するのもサレールの特徴でカンタルとの違いである[6]。生産の過程でできるカードはその後トム・フレッシュと呼ばれる状態になる[1][6]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、40-43頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b c d e 日仏料理協会 編『フランス 食の事典(普及版)』株式会社白水社、2007年、256頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
- ^ a b c d “Salers”. INAO(フランス語版). 2013年7月21日閲覧。
- ^ 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年、102頁。ISBN 978-4-07-285215-6。
- ^ “Salers (Fromage Salers AOP)”. Association Fromages d'Auvergne. 2013年7月21日閲覧。
- ^ a b 平田昌弘; 清田麻衣「フランス国中南部丘陵地帯の乳加工体系--オーヴェルニュ地域圏の酪農家の事例から」『ミルクサイエンス』、日本酪農科学会、103-114頁、2010年。ISSN 13430289 。
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