RM9x00
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/08 15:16 UTC 版)
「Quantum Effect Devices」の記事における「RM9x00」の解説
QEDによるSOC実装。7段のパイプラインを持ち高い動作周波数が実現できる Apolloマイクロプロセッサコアが使われている。分岐時のレイテンシを改善するため、動的分岐予測機能を追加している。RM9x00はApolloコアを2個搭載したマルチコア実装となっていた。動作周波数は1GHz を達成している。DDRメモリコントローラ、バスコントローラ、DMAコントローラ、HyperTransportコントローラなどの周辺回路を集積している。第二世代ではギガビット・イーサネットコントローラ、PCIコントローラも備え、キャッシュコヒーレンシにも対応している。しかし、市場に出るのが遅れたためにあまり売れなかった。開発が遅延したため同社は財政的苦境に陥り、PMC-Sierraへの身売りをすることになった。完成したころには既にSibyteなどの競合他社が同様の製品を出荷済みだった。
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