P・T・ウシャとは? わかりやすく解説

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P・T・ウシャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 09:27 UTC 版)

P・T・ウシャ
選手情報
フルネーム പിലാവുള്ളകണ്ടി തെക്കേ പറമ്പിൽ ഉഷ
ラテン文字 Pilavullakandi Thekkeparambil Usha
国籍 インド
種目 短距離走
生年月日 (1964-06-27) 1964年6月27日(60歳)
生誕地 ケララ州カリカット
身長 170cm
体重 57kg
自己ベスト
100m 11秒39(1985年)
200m 23秒00(1984年)
400m 51秒61(1985年)
400mハードル 55秒42(1984年)
獲得メダル
陸上競技
インド
アジア大会
1986 ソウル 200m
1986 ソウル 400m
1986 ソウル 400mH
1986 ソウル 4x400mR
1982 ニューデリー 100m
1982 ニューデリー 200m
1986 ソウル 100m
1990 北京 4x400mR
1994 広島 4x400mR
アジア選手権
1983 クウェートシティ 400m
1985 ジャカルタ 100m
1985 ジャカルタ 200m
1985 ジャカルタ 400m
1985 ジャカルタ 400mH
1985 ジャカルタ 4×400mR
1987 シンガポール 400m
1987 シンガポール 400mH
1987 シンガポール 4×400mR
1989 ニューデリー 200m
1989 ニューデリー 400m
1989 ニューデリー 400mH
1989 ニューデリー 4×400mR
1998 福岡 4×100mR
1983 クウェートシティ 200m
1987 シンガポール 100m
1987 シンガポール 4×100mR
1989 ニューデリー 100m
1989 ニューデリー 4×100mR
1998 福岡 4×400mR
1985 ジャカルタ 4×100mR
1998 福岡 200m
1998 福岡 400m
編集 

P・T・ウシャ(P. T. Usha、本名:Pilavullakandi Thekkeparambil Usha、1964年6月27日 - )は、インドの陸上競技選手で、専門は短距離。1980年代のアジアを代表する女性スプリンターとして知られ、インドでは「トラックとフィールドの女王」と呼ばれた。

人物・経歴

1964年、ケララ州カリカット出身。15歳で国内大会のタイトルを総なめにし、一躍天才少女として注目される。

1980年、16歳でモスクワオリンピックに出場。女子100m、200mでインド代表として出場したが、両種目で予選敗退という惨敗を経験した。特に100mの予選一組では同大会で銅メダルを獲得したイングリット・アウアースバルトがおり、アジアと世界のレベルの差を痛感させられた大会となった。

1982年、ニューデリーで開かれたアジア大会において100m、200mの両種目で銀メダルを獲得した。

1984年のロサンゼルスオリンピックでは同大会で初めて採用された女子400mハードルでインド代表として出場。同種目で見事決勝進出を果たし、55秒42で4位に入賞を果たした。同大会で銅メダルを獲得したクリスティアーナ・コジョカルとの差は僅か0.01秒の差であった。また1600メートルリレー走ではアンカーを務め、インドの7位入賞に大きく貢献した。

1986年、ソウルで開かれたアジア大会では女子200m、400m、400mハードル、4x400mRの4種目で金メダル、100mで銀メダルと計5種目でメダルを獲得。翌年の1987年世界陸上ローマ大会では女子400mハードルで準決勝まで進み、決勝進出まであと一歩に迫った。

1988年のソウルオリンピックにはインド中からメダル獲得の大きな期待を寄せられて女子400mハードルで出場したが、それがプレッシャーとなり、59.55の平凡な記録で予選敗退。その後は第一線を退いて1600メートルリレーを中心としたリレー種目に重点を置き、1990年1994年アジア大会では2大会連続で銀メダルを獲得した。

引退後は自身の名を冠した「ウシャ・スクール」を開設し、トレーナーに転身。現在は後進の指導に当たっている。

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