Ntrip
(Networked Transport of RTCM via Internet Protocol から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/06/29 06:29 UTC 版)
| 国際標準 | en:Radio Technical Commission for Maritime Services (RTCM) |
|---|---|
| 開発者 | ドイツ地図測地局 (BKG) / ドルトムント大学コンピュータサイエンス学科 |
| 利用開始 | 2004年9月 |
| 分野 | 衛星測位システム |
| ウェブサイト | https://igs.bkg.bund.de/ntrip/about |
Ntripはインターネットを介してディファレンシャルGPS（DGPS）データを配信するためのプロトコルであり、「The Networked Transport of RTCM via Internet Protocol」の頭文字をとったものである。仕様は、RTCMによって公表されている。Ntripは、 Hypertext Transfer Protocol HTTP / 1.1に基づく一般的なステートレス・プロトコルで、 GNSSデータストリーム用に拡張がされている[1]。
Ntripは、ドイツ地図測地局 (BKG) およびドルトムント大学コンピュータサイエンス学科によって開発された。 Ntripは2004年9月に「インターネットプロトコル（Ntrip）によるRTCMのネットワーク化転送のためのRTCM推奨規格、バージョン1.0」としてリリースされた[2]。 このプロトコルの最新のバージョンは、2021年1月12日改訂2のバージョン2.0であり、software.rtcm-ntrip.orgに、入手可能なオープンソース実装がある 。
電子基準点から得られた補正データをリアルタイムに配信する際にもNtripが利用されている。また、準天頂衛星システム（みちびき）の配信データについて、Ntrip等を用いたリアルタイム配信での公開に向けた検討が進められている[3]。
脚注
- ^ Lenz, Elmar (2004). “Networked Transport of RTCM via Internet Protocol (NTRIP) – Application and Benefit in Modern Surveying Systems”. FIG Working Week 2004.
- ^ “The Radio Technical Commission for Maritime Services (RTCM) Publishes New Standard for Networked Transfer of RTCM via Internet Protocol (Ntrip)”. RTCM Paper 234-2004/SC104-PR. (2004年11月29日) 2025年6月9日閲覧。
- ^ 内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 (2025年5月). “衛星測位に関する取組方針 2025”. 内閣府. 2025年6月28日閲覧。
参考文献
- “RTCM 10410.1 Standard for Networked Transport of RTCM via Internet Protocol (Ntrip) Version 2.0 with Amendment 2, January 12, 2021”. RTCM. 2025年6月8日閲覧。
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| 関連項目 |
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