N-アシルアンモニウムの合成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 21:25 UTC 版)
「テトラフェニルホウ酸ナトリウム」の記事における「N-アシルアンモニウムの合成」の解説
3級アミンと酸塩化物のアセトニトリル溶液にテトラフェニルホウ酸ナトリウムを添加すると、塩化ナトリウムの沈殿とともにアシロニウム塩が得られる。この手法は広い範囲で用いられる。 RC ( O ) Cl + R 3 ′ N + NaB ( C 6 H 5 ) 4 ⟶ [ RC ( O ) NR 3 ′ ] [ B ( C 6 H 5 ) 4 ] + NaCl {\displaystyle {\ce {{RC(O)Cl}+{R'_{3}N}+NaB(C6H5)4->{[RC(O)NR'_{3}][B(C6H5)4]}+NaCl}}} また、テトラフェニルホウ酸ナトリウムはパラジウムを触媒としたクロスカップリング反応におけるフェニル基供与体として採用されている。この反応はビニルとアリールトリフラートを必要とするもので、穏和な条件下でアリールアルケンとビアリール化合物がそれぞれ高収率で得られる。
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