M1 Proとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > M1 Proの意味・解説 

Apple M1 Pro

(M1 Pro から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/18 15:39 UTC 版)

Apple M1 Pro
生産時期 2021年10月18日から
設計者 Apple
生産者 TSMC
マイクロアーキテクチャ 「Firestorm」と「Icestorm」
命令セット ARMv8.5-A
コア数 8コア / 10コア(高性能コア×8 + 高効率コア×2)
GPU Apple独自設計 14 / 16コア
テンプレートを表示

Apple M1 Proは、AppleMac向けにARMアーキテクチャのライセンスを受けて設計したシステムオンチップ(SoC)である。TSMC5nmプロセスで製造されている。

2021年10月18日のApple Eventで発表された[1]

本SoCの上位版にあたるApple M1 Maxとは、GPUのコア数およびメモリのサイズや帯域で区別されている。

仕様

CPU

8コアおよび10コアの構成が存在する。

その他

16コア(もしくは14コア)のApple独自設計によるGPU、Apple A14 Bionicと同じ16コアNeural Engine[2]Secure EnclaveProResアクセラレータやHEVCエンコーダなどの専用処理回路メディアエンジン[3]を搭載しておりThunderbolt 4 コントローラなども搭載されている。

M1 Proチップはユニファイドメモリ構造であり、CPUやGPUといったチップ内すべてのコンポーネントがメモリアドレスを共有している。メモリには4チャンネルで合計200GB/sの帯域を実現する、LPDDR5-6400 SDRAM、16GBと32GBの2構成が採用される[2]

搭載モデル

Apple M1 Proチップは、2021年10月に発表されたMacBook Proに搭載されている[4]。14インチの最下位モデルではCPUは8コア、GPUコアは14コアとそれぞれ2つ無効化されている。


バリエーション

以下の表は「Firestorm」と「Icestorm」マイクロアーキテクチャに基づいた各種SoCを示している。

チップ名 CPUコア数(高性能+高効率) GPUコア数 メモリ (GB) トランジスタ数
A14 6 (2+4) 4 4 - 6 118億
M1 8 (4+4) 7 8 - 16 160億
8
M1 Pro 8 (6+2) 14 16 - 32 337億
10 (8+2)
16
M1 Max[注 1] 10 (8+2) 24 32 - 64 570億
32
M1 Ultra[注 1] 20 (16+4) 48 64 - 128 1140億
64
  1. ^ a b M1 Ultraは2個のM1 MaxダイがUltraFusionによって接続されたものであり、カタログスペックはM1 Maxの二倍になる。

脚注

出典

  1. ^ Apple、M1チップを発表”. Apple(日本) (2020年11月10日). 2020年11月14日閲覧。
  2. ^ a b 「M1 Pro」「M1 Max」は結局どこが違って何が進化したのか 極めて合理的なAppleの選択”. ITmedia PC USER. 2021年10月20日閲覧。
  3. ^ 拡張カードなしで高性能を発揮する「メディアエンジン」”. ITmedia PC USER. 2021年10月29日閲覧。
  4. ^ 新「MacBook Pro」で一層際立つApple独自チップの価値 M1 Pro・Maxだけではない全面アップデートも注目”. ITmedia PC USER. 2021年10月20日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  M1 Proのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M1 Pro」の関連用語

M1 Proのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M1 Proのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのApple M1 Pro (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS