Mトーナメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 01:44 UTC 版)
最新トーナメント | |
---|---|
Mトーナメント2025 | |
概要 | |
競技 | 麻雀 |
開始年 | 2023年 |
前回優勝 | 小林剛 |
開催時期 | 6月上旬頃 - 8月上旬頃 |
公式ウェブサイト |
Mトーナメント(エムトーナメント)は、競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ・Mリーグのオフシーズンに行われる個人によるトーナメント戦。
概要
2022-23シーズン後のABEMAオリジナル対局企画として始まった一般社団法人Mリーグ機構主催の大会で[1]、直前のシーズンにMリーグに所属したプロ雀士に加えて、Mリーグに参加する5団体(最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀連盟、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMU)から推薦されたプロ雀士が参加してトーナメントが行われる。株式会社AbemaTV代表でMリーグチェアマンの藤田晋によれば「麻雀界にはMリーグに参加している選手以外にも強い選手がまだまだおり、そういった猛者たちを視聴者の方々に知ってもらいたい」との意図に加えて、藤田を含めた視聴者の「(シーズンオフの)Mリーグロス」に応えるものとして企画された[1]。Mリーグのオフシーズン企画としては、2018-19シーズンに行われた『Mリーグ駅伝』以来。
レギュレーション
直前のシーズンにMリーグに所属したMリーガー全選手とMリーグに参加する5団体から推薦されたプロ雀士が4名ずつの組に分かれて各組でMリーグルールによる半荘2試合を続けて行い、2試合の合計ポイント上位2名が次のラウンドに進出する[1]。
ラウンドは予選1stステージ・予選2ndステージ・ファイナルステージ(ベスト16)・セミファイナル(準決勝)・ファイナル(決勝)の5回戦制で、直前のシーズンで優勝したチームの選手はシードとなる(2023年大会はファイナルステージから[1]、2024年大会以降は予選2ndステージから[2]出場)。
予選1stステージはMリーガーと団体推薦選手が必ず同卓し、かつ同じチームのMリーガー同士が対戦しないように組み合わせられるが、予選2ndステージ以降は勝ち上がり順位で自動的に次の卓が決まるため、同じチームのMリーガーが同卓したり、団体推薦選手のみの卓が生じうる。
歴代大会
年 | 決勝卓 | 参加雀士数 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 2位 | 3位 | 4位 | 総数 | 連盟 | 最高 | 協会 | RMU | 麻将 | ||
2023 | 渋川難波 (サクラナイツ) |
二階堂瑠美 (風林火山) |
石立岳大 (連盟) |
坂本大志 (最高位戦) |
計 | 52 | 25 | 14 | 7 | 4 | 2 |
M | 32 | 16 | 9 | 4 | 2 | 1 | |||||
推薦 | 20 | 9 | 5 | 3 | 2 | 1 | |||||
2024 | 小林剛 (Pirates) |
本田朋広 (雷電) |
杉浦勘介 (連盟) |
松ヶ瀬隆弥 (風林火山) |
計 | 60 | 30 | 15 | 8 | 5 | 2 |
M | 36 | 20 | 9 | 4 | 2 | 1 | |||||
推薦 | 24 | 10 | 6 | 4 | 3 | 1 | |||||
2025 | 計 | 60 | 28 | 16 | 9 | 5 | 2 | ||||
M | 36 | 18 | 10 | 5 | 2 | 1 | |||||
推薦 | 24 | 10 | 6 | 4 | 3 | 1 |
記録・データ
選手 | 記録 | 試合 | |
---|---|---|---|
1半荘最高スコア | 仲林圭 | 154.0(134,000点) | 2025年6月6日 1stD卓第2戦[3] |
第1戦最高スコア | 本田朋広 | 100.0(80,000点) | 2023年7月10日 2ndF卓第1戦 |
第2戦最高スコア | 仲林圭 | 154.0(134,000点) | 2025年6月6日 1stD卓第2戦[3] |
2戦合計最高スコア | 仲林圭 | 227.8(73.8+154.0) | 2025年6月6日 1stD卓 |
突破第1戦最低スコア | 二階堂瑠美 | ▲69.8(第2戦:75.1) | 2023年6月29日 1stL卓第1戦 |
突破第2戦最低スコア | 本田朋広 | ▲86.5(第1戦:100.0) | 2023年7月10日 2ndF卓第2戦 |
突破2戦合計最低スコア | 金宮じゅん | ▲54.2(▲25.7+▲28.5) | 2025年6月6日 1stD卓[3] |
敗退第1戦最高スコア | 西川淳 | 67.8(第2戦:▲32.5) | 2024年7月15日 ベスト16A卓第1戦 |
敗退第2戦最高スコア | 茅森早香 | 65.5(第1戦:▲46.7) | 2024年7月1日 2ndB卓第2戦 |
敗退2戦合計最高スコア | 西川淳 | 35.3(67.8+▲32.5) | 2024年7月15日 ベスト16A卓第1戦 |
大会 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 |
---|---|---|---|---|
2023 | 95.8%(23/24) | 37.5%(9/24) | 33%(8/24) | 33%(8/24) |
2024 | 96.4%(27/28) | 53.6%(15/28) | 17.9%(5/28) | 32.1%(9/28) |
2025 | ||||
通算 | 96.2%(50/52) | 46.2%(24/52) | 25%(13/52) | 32.7%(17/52) |
役満
年 | ステージ | 卓 | 戦 | 日付 | 曜 | 局 | 役 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 | ref |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 予選2nd | F卓 | 第2戦 | 2023/7/10 | 月 | 東3局 | 大三元 | 丸山奏子 | 園田賢 | 本田朋広 | 忍田幸夫 | [4] |
2024 | 予選2nd | H卓 | 第1戦 | 2024/7/12 | 金 | 東2局 | 四暗刻 | 下石戟 | HIRO柴田 | 仲林圭 | 西川淳 | [5] |
- 和了者 放銃者
- 各家の表記は、その局における家を示す
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 「「ABEMA」オリジナル対局企画『Mトーナメント2023』開催決定」(プレスリリース)、Mリーグ公式HP、2023年5月5日。2023年7月24日閲覧。
- ^ 『Mリーガー、鳳凰位、最高位、雀王ら、全60名のトップ雀士が集結 「ABEMA」オリジナル対局企画『Mトーナメント2024』 開催決定』(プレスリリース)Mリーグ、2024年5月3日 。2024年5月5日閲覧。
- ^ a b c “仲林圭「人生で一番ツイてた」“M”の歴史を塗り替える13万点オーバーの超特大トップで首位通過 2位は金宮じゅん/麻雀・Mトーナメント”. ABEMA麻雀NEWS (2025年6月7日). 2025年6月7日閲覧。
- ^ “大三元が呼び込むオーラス 園田賢が見つめる違和感と、己を信じた最後の決断【Mトーナメント2023/7/10 予選2ndステージ F卓】担当記者:東川亮”. キンマweb (2023年7月10日). 2025年6月3日閲覧。
- ^ “四暗刻を決めた西川淳、シードの仲林圭が勝ち上がり!!【Mトーナメント2024 予選2ndステージ H卓”. キンマweb (2024年7月13日). 2025年6月3日閲覧。
外部リンク
- Mトーナメントのページへのリンク