テリタマキビとは? わかりやすく解説

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テリタマキビ

(Littoraria coccinea から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 10:07 UTC 版)

テリタマキビ
石垣島産テリタマキビの貝殻
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: タマキビ形目 Littorinimorpha
: タマキビ科 Littorinidae
: ウズラタマキビ属 Littoraria
: テリタマキビ
L. coccinea
学名
Littoraria coccinea Gmelin1791[1]
和名
テリタマキビ (照玉黍)
英名
Scarlet periwinkle
中名 草莓玉黍螺
(拼音: caǒ méi yù shǔ luó)

テリタマキビ Littoraria coccinea は、タマキビ科 Littorinidae に属する巻貝である。貝殻は円錐形で2cm以下。殻の表面は平滑で桃色。奄美諸島より南の高潮帯からしぶき帯に棲み、岩に付着した藻類を食べる[2]タマキビ科の貝は水上でくらすことが多く、ウズラタマキビ属 (Littoraria) の他の種はマングローブ上に棲むものが多い。マングローブ林では強い日差しから身を守りやすいが、本種はやや耐熱性が強く、海岸の岩に付着してくらす[3]。なお本種と似た形態で水色の貝殻をもつオーストラリアタマキビはオーストラリアタマキビ属(Ausrolittorina)に分類されている[4]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Littoraria coccinea”. WoRMS. 2020年12月13日閲覧。
  2. ^ 奥谷喬司 『世界文化生物大図鑑『貝類』』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5 
  3. ^ David J. Marshall (2015). “Thermal tolerance and climate warming sensitivity in tropical snails”. Ecology and Evolution 5: 5905. 
  4. ^ David G. Reid and Suzanne T. Williums (2004). “The Subfamily Littorininae (Gastropoda: Littorinidae) in the Temperate Southern Hemisphere: The Genera Nodilittorina, Austrolittorina and Afrolittorina”. Record of the Australian Museum 56: 75. 

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