クッベ・ナーイエとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クッベ・ナーイエの意味・解説 

クッベ・ナーイエ

(Kibbeh nayyeh から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/20 08:03 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

クッベ・ナーイエ: كبة النية ‎)は歴史的シリア地方の代表的な料理である[1]。クッベの伝統的な作り方は、新鮮で質の良い赤身の角切りを石臼に入れて、塩をかけて重い杵でペーストになるまで潰す。ただし現代ではミキサーが使われる。タマネギバクドゥーニスのみじん切りとブルグルを入れ、少量の水と塩こしょうを入れて再度搗くか手で強くこねればクッベ・ナーイエの出来上がりである。オリーブ油をかけて食べる。 子の肉を使い、タマネギもブルグルも加えないものは、ハブラ・ナーイエという。この他に赤身刺しやレバ刺しもある[2]。 ソースについてはアレッポのレストランではハブラ・ナーイエに塩、香辛料各種、タマネギのみじん切りが薬味として添えられ、またニンニク・クリームもよくあうという。赤身刺しには塩と潰したニンニクオリーブ油のソース、レバ刺しには塩、タマネギみじん切り、香辛料各種とオリーブ油がついてくるという[2]

また黒木によれば、衛生面を考慮してアラックと合わせるのが普通であるという。クッベ・ナーイエをひと口食べてはアラックを一杯空にするのが最も正しい食べ方であるという[3]

[ヘルプ]
  1. ^ 黒木英充 (2007). “第一章 東アラブ -乳と蜜の流れる大地の食彩- 一 歴史的シリア”. 世界の食文化⑩ アラブ. 東京, 日本: 農山漁村文化協会. p. 65. ISBN 9784540060038. 
  2. ^ a b 黒木英充 (2007). “第一章 東アラブ -乳と蜜の流れる大地の食彩- 一 歴史的シリア”. 世界の食文化⑩ アラブ. 東京, 日本: 農山漁村文化協会. p. 66. ISBN 9784540060038. 
  3. ^ 黒木英充 (2013). シリア・レバノンを知るための64章. 東京, 日本: 明石書店. ISBN 9784750338767. 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クッベ・ナーイエ」の関連用語

クッベ・ナーイエのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クッベ・ナーイエのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクッベ・ナーイエ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS