K空間とは? わかりやすく解説

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k空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 06:24 UTC 版)

核磁気共鳴画像法 (MRI) において、k空間(kくうかん、k-space)[注釈 1]は実空間の画像データの逆フーリエ変換である空間を指す[1]。あらかじめタイミングとパターンを厳密に定義したパルスシーケンスによりk空間上の領域を核磁気共鳴エコー信号で埋めていき、それをフーリエ変換することで位置空間画像を得る[1]。またその定義によりスキャン領域の実空間の座標軸は位置座標であるのに対し、k空間での各軸は空間周波数および位相となる。


注釈

  1. ^ kは熱力学的温度の単位ケルビンと混同しないよう小文字である。

出典

  1. ^ a b 河野 2003, p. 46.
  2. ^ US patent 4307343, Richard S., Likes, "Moving Gradient Zeugmatography", issued 1981-12-22, assigned to ゼネラル・エレクトリック 
  3. ^ Ljunggren, Stig (16 May 1983). "A simple graphical representation of fourier-based imaging methods". en:Journal of Magnetic Resonance. en:Elsevier: 338–343.
  4. ^ Twieg, Donald B. (1983). "The k-trajectory formulation of the NMR imaging process with applications in analysis and synthesis of imaging methods" (PDF). Medical Physics. American Association of Physicists in Medicine. 10 (5): 610–621. Bibcode:1983MedPh..10..610T. doi:10.1118/1.595331. PMID 6646065. 2024年3月16日閲覧


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