ISATAPとは? わかりやすく解説

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ISATAP

(Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 15:01 UTC 版)

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ISATAPIntra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol)は、コンピュータネットワークにおけるIPv6移行技術の一つ。IPv4 のみの環境下で、IPv6 接続を可能にするための自動トンネル技術の一種である。RFC 4214 で定義される。

ISATAP は IPv6 をトンネリングする ISATAPルーターが IPv4, IPv6 両者から到達可能な場所にあればどこに設置してもよく、プライベートアドレスしか持っていない IPv4 ノードに対しても IPv6 接続性を提供できることが 'Intra-Site ...' と呼ばれる所以である。

ISATAPアドレスの生成

ISATAP アドレスのプレフィックス部は、利用する ISATAP ルータの割り当てたプリフィックスを利用する。 インタフェースID部は、ISATAP ノードの IPv4 を埋め込んで生成する。これによって、ISATAP ルータは個々の ISATAP ノードの状態を管理しなくても、埋め込まれた IPv4 アドレスから転送先を知ることが可能になる。

実際のインタフェースID部の生成方法は、IANA の持つ OUI (00-00-5E) 24bitと0xfeの8bit、そのノードの IPv4 アドレス 32bit(以下の図で'm'で表される)を用いて、EUI-64で符号化される。これを図示すると以下のようになる。

  |0              1|1              3|3                              6|
  |0              5|6              1|2                              3|
  +----------------+----------------+--------------------------------+
  |000000ug00000000|0101111011111110|mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm|
  +----------------+----------------+--------------------------------+

  

ISATAPの動作

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