ノシメガンゼキ
(Hexaplex cichoreum から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 00:39 UTC 版)
ノシメガンゼキ(熨斗目岩石、Hexaplex cichoreum)は、アッキガイ科 Muricidae の巻貝の一種で、ノシメガンゼキボラとも呼ばれる。成長すると約15cmに達する。貝殻は、縦張肋に多数の棘が突き出ていて、殻口は丸く、水管溝が殻高の3分の1くらいの長さをしめる点など、テングガイ属 Chicoreus の貝とくに日本産のオニサザエ Chicoreus asianus と似ているが、オニサザエの縦張肋はアッキガイ科でよく見られる通り120度おきの3方向であるのに対し、ノシメガンゼキではほぼ60度ごとの6方向に形成される。熱帯西太平洋島嶼沿岸の浅海に棲んで、二枚貝などを食べる[2][3]。
- ^ “Hexaplex cichoreum”. WoRMS. 2020年8月9日閲覧。
- ^ 波部忠重; 小菅貞男 (1966/1/15). 原色世界貝類図鑑(II)熱帯太平洋編. 保育社
- ^ “ノシメガンゼキボラ”. 微小貝データベース. 2020年8月9日閲覧。
- 1 ノシメガンゼキとは
- 2 ノシメガンゼキの概要
- ノシメガンゼキのページへのリンク