野紫蘭
ノシラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 10:59 UTC 版)
ノシラン | |||||||||||||||||||||||||||
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ノシランの果実
(2025年2月 沖縄県名護市 名護城公園) |
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ophiopogon jaburan G.Lodd. |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ノシラン |



(Wikimedia Commonsより)
ノシラン(学名:Ophiopogon jaburan[1])はキジカクシ科(クサスギカズラ科)ジャノヒゲ属の多年草。かつてクロンキスト体系ではユリ科に含められていた。
特徴
葉は長さ80 cm、幅は10–18 mm。花茎は著しく扁平で2稜があり、長さ25–75 cm、幅4–8 mm。花柄は長さ10–22 mmで、花被の2倍以上長い。花は白色で下向きにつく。花期は7–9月。果実は蒴果だが、果皮は薄く成長途中で破れ、種子を露出して成熟する。種子は濃青色で長さ1 cmほど[2][3][4][5][6]。
分布と生育環境
本州関東地方以西~南西諸島、韓国済州島に分布[2][4]。海に近い林の下に生育し、ときに群生する[3][4]。
脚注
参考文献
- 田村実 著、岩槻邦男ら監修 編「ノシラン」『朝日百科 植物の世界』第10巻、朝日新聞社、124頁、1997年。ISBN 9784023800106。
- 片野田逸郎「ノシラン」『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。 ISBN 9784861244056。
- 田村実 著「ノシラン」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 1巻、平凡社、2021年、196–197頁。 ISBN 9784582535389。
- 沖田原耕作「ノシラン」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832。
- 林将之; 名嘉初美「ノシラン」『沖縄の身近な植物図鑑』(第2版)ボーダーインク、2023年。 ISBN 9784899824350。
外部リンク
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