ハインケル HeS 30
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 00:01 UTC 版)
ハインケル HeS 30 (Heinkel Strahltriebwerk 30, HeS 30)は、ユンカース航空エンジン社 (Junkers Motorenbau, JUMO) からハインケル社 (Ernst Heinkel Flugzeugwerke) に開発が引き継がれた、初期の軸流式ターボジェットエンジン。試作機が作られたが、実用化せず終わった。有名なBMW 003やユンカース ユモ 004を含む"クラス1"の中で最良のエンジンになる可能性があったがドイツ航空省Reichluftfahrtministerium (RLM)がハインケルのチームは他の設計にその全ての努力を注ぐべきと判断したので開発は中止された。このエンジンの"公式名称"は109-006でしばしばHeS 006として呼ばれる。開発が終了した時点で航空省によってこれらの名称が導入されたのでHeS 30の名称の方がはるかに普及している。 この時代のドイツ製ジェットエンジンのクラス区分についてはHelmut Schelpを参照されたい。
- 1 ハインケル HeS 30とは
- 2 ハインケル HeS 30の概要
- 3 設計と開発
- 4 仕様
- HeS30のページへのリンク