HadCRUT2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 01:53 UTC 版)
HadCRUT2はこのデータセットの2つ目の主要な版で、CRUTEM2という陸地の地上の気温のデータセットと、HadSSTという海水面温度のデータセットとを組み合わせたものであった。2003年に最初に発表され、当時は1856年から2001年のデータが提供されていたが、後に2005年のデータにまで拡張された。空間的な格子は緯度・経度ともに5°ずつの大きさであった。全世界の気温観測網でカバーしきれていない地域があるために生じる推定の不確かさも考慮されており、観測所の数が変化することにより生じる人工的な変動を取り除くための分散の調整を行った版となっていた。
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