H∞制御理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:38 UTC 版)
H∞制御理論は、外乱信号の影響を抑制する制御系を構築するための理論である。外乱抑制性能を H∞ノルムによって評価することからこう呼ばれている。制御対象の不確定な部分を外乱信号として扱うことで、モデルの不確かさの影響を抑制する制御系となる。このように、想定していたモデル(ノミナルモデルと呼ぶ)からの誤差に対しても有効な(安定性を失わない) 性質を『ロバスト性』(堅牢性、安定性の意)と呼ぶ。
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