Groovy JDK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 23:55 UTC 版)
「Groovy」の記事における「Groovy JDK」の解説
GroovyからJava SEの標準APIをすべて呼び出すことができるが、この際にGroovyから使うと便利なメソッドがリフレクションを用いてJava SEクラスに擬似的に多数追加されている。例えば、クロージャをとるFile#eachLine()といったメソッドを使用することができ、以下の様な記述が可能となっている。 new File("test.txt").eachLine { println it } File#eachLine(Closure)はそれぞれの行の値を変数itに代入してクロージャを呼び出す、という繰り返し処理を行うだけでなく、処理の終了時もしくは例外の発生時に、ファイルのクローズ処理を行う。つまりJavaの場合必要なfinally節におけるclose処理を必要とせず簡潔に記述できる。他に同様に、Reader#eachLine(Closure)メソッドなども追加されている。また、File#getText(String characterCodeSetName)、Reader#getText()、Reader#readLines()というファイルの全ての内容を一括で読み込むメソッドが追加されており、入出力処理を簡潔に記述することができる。
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