Fuge a-Moll BWV 959とは? わかりやすく解説

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バッハ:フーガ イ短調

英語表記/番号出版情報
バッハフーガ イ短調Fuge a-Moll BWV 959作曲年: 1710?年 

作品解説

2008年6月 執筆者: 朝山 奈津子

 これがバッハの作ではあり得ないことは音楽内容から明らかである。しかし、この作品音楽的に拙い」と断定するのは、必ずしも正しくない。〈フーガ〉としてみれば確かに対位法的展開はおろか声部書法ままならないようであるし、ポリフォニーとは相容れないような三和音連続や摸続進行などを多用するそもそも主題からして対位法的展開に向いているとは言い難い
 しかし、フーガ主題率いる各セクションまとまりは明確であり、結部で次の主題入り準備する。その和声進行音域変化緊張感ドラマティックですらある。この作品フーガというよりはむしろ、フーガ書法用いた小品、というべきであろうし、そのようにみれば、各部であっさりと使い捨てされる音型は――展開が足りないではなく――むしろ創造力富んでいるということできよう




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