FreeRDPとは? わかりやすく解説

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FreeRDP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 00:18 UTC 版)

FreeRDP
開発元 FreeRDP チーム
最新版
3.14.0 / 2025年3月13日 (6日前) (2025-03-13)
リポジトリ
プログラミング
言語
C言語
対応OS Unix系、Windows、macOS、Android、iOS
サポート状況 開発中
種別 マイクロソフトのリモートデスクトップのクライアント
ライセンス Apache License
公式サイト www.freerdp.com
テンプレートを表示

FreeRDPは、Remote Desktop Protocol(RDP)の自由かつオープンソースなソフトウェアである。RDPを利用したリモートデスクトップクライアントとサーバ機能などを提供する。Apache License でライセンスされ、Unix系LinuxSolarisFreeBSDMinGW など)、macOSMicrosoft WindowsAndroidiOS で動作する。

対応状況

FreeRDP は2009年に rdesktop からフォークし、コードのモジュール化をし、様々な問題を修正し、新しい機能を実装した。0.9 までは rdesktop フォークコードを利用していたため GPL だったが、1.0 からは一から書き直され、Apache License となった[1]

1.0.2 現在、RDP 8.0 の大部分を実装していて[2]、以下の機能を実装している。

  • ビットマップ・キャッシュ
  • ファイルシステム、オーディオ、シリアルポート、プリンタポート、クリップボードのリダイレクト
  • 大部分の各国語キーボードのマッピング
  • ストリーム圧縮と暗号化
  • 自動認証
  • スマートカードサポート
  • RemoteApp (シームレスモード)
  • RemoteFX
  • ネットワークレベルでの認証
  • デスクトップ コンポジッション
  • リモートデスクトップゲートウェイ
  • マルチタッチ
  • USBデバイス リダイレクト

用途

リモートデスクトップサービスの動作している Microsoft Windows に接続するのに使われる。対象となる Windows は Windows NT 4.0 以降である。Android 版のクライアントは aFreeRDP として Google Play に登録されていて[3]、iOS 版のクライアントは iFreeRDP として App Store に登録されている[4]。Linux ベースのシンクライアントでも使われている。FreeRDP を利用したUNIX系のフロントエンドとしては、Remmina(英語: Remmina [5]などが存在する。

クライアントだけでなくリモートデスクトップサーバも開発している。

関連項目

脚注

  1. ^ Announcing FreeRDP 1.0
  2. ^ Moreau, Marc-André. “FreeRDP 1.0 Released”. 2012年1月16日閲覧。
  3. ^ RDP Remote Desktop aFreeRDP - Google Play の Android アプリ
  4. ^ iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 RDP Remote Desktop iFreeRDP
  5. ^ Hi! Remmina - a multiprotocol remote desktop client.

外部リンク




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