Flair bartendingとは? わかりやすく解説

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フレアバーテンディング

(Flair bartending から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 05:10 UTC 版)

フレアバーテンディング

フレアバーテンディング (Flair Bartending) とは、バーテンダーボトルシェーカーグラスなどを用いた曲芸的なパフォーマンスによって、オリジナルカクテルを作り提供するスタイルである。フレアバーテンディング の技術を有するバーテンダーを、フレアバーテンダー (Flair Bartender) と呼ぶ。英語のスラングであるフレア(flair) は、主に「自己表現」と訳されている。

歴史

フレアバーテンディングの起源は、19世紀アメリカのバーテンダー、ジェリー・トーマス英語版が生んだカクテル、ブルー・ブレイザー (Blue Blazer) の、点火したウイスキーを2つのグラス上で交互に移し替えるパフォーマンスであるとされている。

フレアバーテンディングの名称は、アメリカのレストランバーのチェーン店、T.G.I.FRIDAY'Sの講師、マイク・ワーナー (Michael (Mike) Werner) によって最初に用いられたとされる。

映画『カクテル』(1988年)の撮影では、T.G.I.FRIDAY'Sのジョン・バンディ (John Bundy) が、主演のトム・クルーズにフレアバーテンディングの技術指導を行なった。「カクテル」の上映は、フレアバーテンディングをよりポピュラーなものにしたとされる。(2003年)T.G.I.FRIDAY'Sの金城光浩 (フレアバーテンダーUPT)が日本人で初めて国際大会優勝を果たす。

フレアバーテンディングの分類

ワーキング・フレア
バーにおける通常の営業時に行なわれる。
エキシビジョン・フレア
パーティーの席などで行なわれ、パフォーマンス性がより重視される。
フリースタイル
エキシビション・フレアよりもパフォーマンスに特化し、オリジナリティが重視される。
コンペティション・フレア
競技用のフレア・バーテンディング。

フレアバーテンディングの用語

ポア
酒やジュースを注ぐこと。ポアリングとも呼ぶ。
スピル
酒やジュースを溢れさせること。スピレッジとも呼ぶ。
トス
回転をかけずに放ること。
フリップ
回転をかけて放ること。縦フリップと横フリップがある。
グリップ
ボトルやシェーカーなどをにぎること。
キャッチ
ボトルやシェーカーなどをつかんで受け止めること。
バランス
手の甲、肘、頭などの身体の部分で、ボトルなどのバランスをとること。
スピン
ボトルやティンなどを、手から離さず回転させること。
バウンス
ボトルやティンなどを、身体を使って弾ませること。
ネック
ボトルの首にあたる部分。
ボトム
ボトルの下部。ボディとも呼ぶ。
レギュラーグリップ
ボトルを置いた状態で、そのままネックを握る握り方。
リバースグリップ
ボトルを置いた状態で、逆手でネックを握る握り方。
タンデム
二人一組のチームワークで行なうこと。

フレアバーテンディングを使った作品

(映画)

(テレビドラマ)

(コミック)

  • 「まどろみバーメイド」(早川パオ、芳文社コミックス)

外部リンク




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