FTTH
FTTHを実現する光アクセス・システムは、局(設備センター)から各ユーザー宅側までの間を、光ファイバーで結び超高速なブロードバンド・ネットワークを実現するシステム。
最後の“H”の部分には、局からユーザーまでの区間(H:Home、ユーザー宅まで)が示されていて、他にはFTTC(C:Curb、歩道の縁まで)、FTTB(B:Building、オフィス・ビルまで)などと使われる。またこれ以外にも、FTTCab(C:Cabinet、屋外に設置された光/電気信号装置箱まで)、FTTZ(Z:Zone、ユーザー数を数千ほどまとめた地域まで)、FTTO(O:Office、オフィス)、FTTP(P:Premises、ユーザーの敷地内まで)、FTTP(P:Pillow、枕元まで)などと使われたりもする。
局側とユーザー間の通信システムは、アクセス・システムを言われる。このシステムには、局側とユーザーを1対1で接続する「ポイント・ツー・ポイント」と、局側と複数のユーザー1対多接続する「ポイント・ツー・マルポイント」の2つの方式があり、システムの構成や制御方式にそれぞれ特徴がある。
当初、多くのFTTHはATM(非同期転送モード)技術を基本に開発された。しかし、その後、家庭やオフィスに広く普及したイーサネット技術を利用することによって、FTTH関連装置のコストを大幅に削減できるようになったため、FTTHは急速に普及し始めた。
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