実存は本質に先立つ
(Existence precedes essence から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 17:18 UTC 版)
「実存は本質に先立つ」(じつぞんはほんしつにさきだつ、仏: l'existence précède l'essence)とは、哲学において「存在には本質がない」、とする考え方、観念、ものごとの捉え方を現した言葉。フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルが自身の講演「実存主義はヒューマニズムであるか」(1945年)において最初にこの概念が提起され[1]、実存主義における基礎的な観念・概念となっている。サルトルの妻(婚姻はしていない)シモーヌ・ド・ボーヴォワールはこの考えを基に、「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という言葉を残した。
- ^ ペーテル・エクベリ『おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門』晶文社、2017年、69頁。ISBN 978-4-7949-6975-0。
- 1 実存は本質に先立つとは
- 2 実存は本質に先立つの概要
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