ElGamal暗号とは? わかりやすく解説

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エルガマル‐あんごう〔‐アンガウ〕【エルガマル暗号】

読み方:えるがまるあんごう

Elgamal encryption公開鍵暗号の一。解を得ることが困難な離散対数問題数学的な性質に基づく。エジプト出身暗号学者ターヘル=エルガマルの考案


ElGamal暗号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 21:39 UTC 版)

ElGamal暗号(エルガマルあんごう、ElGamal encryption)とは、位数が大きな群の離散対数問題が困難であることを安全性の根拠とした公開鍵暗号の一つである。1984年Taher Elgamalが発表した。

概要

Diffie-Hellman鍵共有方式で共有した乱数を使ってワンタイムパッド (OTP) を行うと暗号通信ができる。ElGamal暗号は、これを利用してDiffie-Hellman鍵共有方式を暗号方式として利用できるように変形したものである。

ElGamal暗号は暗号 (cipher) であるが、これとは別にデジタル署名 (digital signature) に応用することができるElGamal署名も発表されている。

用語については、暗号の用語暗号理論の用語を参照。

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ElGamal暗号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 01:58 UTC 版)

準同型暗号」の記事における「ElGamal暗号」の解説

位数素数 q {\displaystyle q} であるような群 G = ⟨ g ⟩ {\displaystyle G=\langle g\rangle } 上のElGamal暗号を考える。公開鍵を ( g , y = g x ) {\displaystyle (g,y=g^{x})} 、秘密鍵を x {\displaystyle x} とする。平文 m 1 , m 2 ∈ G {\displaystyle m_{1},m_{2}\in G} の暗号文は、 ( g r 1 , y r 1 ⋅ m 1 ) {\displaystyle (g^{r_{1}},y^{r_{1}}\cdot m_{1})} 、 ( g r 2 , y r 2 ⋅ m 2 ) {\displaystyle (g^{r_{2}},y^{r_{2}}\cdot m_{2})} となる。この二つ暗号文掛け合わせれば、 ( g r 1 + r 2 , y r 1 + r 2 ⋅ ( m 1 m 2 ) ) {\displaystyle (g^{r_{1}+r_{2}},y^{r_{1}+r_{2}}\cdot (m_{1}m_{2}))} となり、 m 1 m 2 {\displaystyle m_{1}m_{2}} の暗号文となる。

※この「ElGamal暗号」の解説は、「準同型暗号」の解説の一部です。
「ElGamal暗号」を含む「準同型暗号」の記事については、「準同型暗号」の概要を参照ください。

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