EZH2の活性の調節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 23:35 UTC 版)
EZH2の活性は、セリン・スレオニン残基のリン酸化による翻訳後修飾によって調節されている。具体的には、T350のリン酸化はEZH2活性の増加と関連付けられており、一方T492とS21のリン酸化はEZH2活性の低下と関連付けられている。T492のリン酸化はEZH2とPRC2複合体中の結合パートナーとの間の接触を阻害し、その触媒活性を妨げることが示唆されている。 リン酸化に加えて、PRC2/EZH2-EEDの活性は、H3K27のアセチル化(H3K27ac(英語版))やH3K36のメチル化(H3K36me(英語版))などの転写活性化ヒストン修飾と拮抗することが示されている。
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