Do They Know It's Christmas?とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Do They Know It's Christmas?の意味・解説 

バンド・エイド

(Do They Know It's Christmas? から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 01:13 UTC 版)

バンド・エイド (Band Aid) は、イギリスアイルランドのロック・ポップス界のスーパースターが集まって結成されたチャリティー・プロジェクト。1984年エチオピアで起こった飢餓を受け、発起人のボブ・ゲルドフミッジ・ユーロにより書かれた「Do They Know It's Christmas?」(ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス)を同年12月3日にリリースし、大きな成功を収めた。

これに触発される形でアメリカではUSAフォー・アフリカが結成され、ライヴエイドなどにつながる一連の大チャリティー・ブームを巻き起こした。

その後、1989年にはバンド・エイドII2004年にはバンド・エイド20によって「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」がリメイクされ、顔ぶれは変わったものの同プロジェクトは引き継がれている。

2014年にはエボラ出血熱の支援目的でバンド・エイド 30として再結成された。

2024年、40周年を記念して過去4回それぞれの参加者のヴォーカル音源をミックスしたアルティメット・ミックスを発表[1]

プロジェクトのきっかけ

ボノ

当時、ミッジ・ユーロの妻でコメディ作家としても有名だったアナベル・ジャイルズが手掛けていたテレビ番組にブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフがゲストで出演したことがあった。番組の収録後、夫に電話をかけたアナベルが、ボブが近くにいることを伝えると、ミッジがボブと電話を替わってくれないかと言い出した。ボブとミッジはそこで電話を通して会話を始めたが、その際の雑談の中でテレビで見たアフリカの飢餓問題について話題が上った。ボブが以前からこの問題についてあるアイデアがあることをミッジに伝え、これをきっかけにして「バンド・エイド」の構想が二人で練られることになった。

最初のデモを作ったのはボブではなくミッジだった。曲調はベース・ラインがいかにもミッジが所属していたウルトラヴォックスを彷彿とさせるもので、初めて聴いたボブは「どこかで聴いたことがあるぞ」と言うと、ミッジは「お前も何かパクればもっとましな曲が書けるさ」と言い返した。

歌詞はボブが主に担当しているが、その中の一節"Well tonight thanks God it's them instead of you" <それ(飢餓の犠牲者)が君ではなく彼らだったことを神に感謝しよう>という部分があまりにひどすぎるとミッジに反対された。しかしボブはうわべだけの言葉ではなく、本音を伝えたいと彼の反対を押し切ってそのままこの歌詞が採用されることになった。ちなみにこの部分はU2のボノが歌っている。

ボノは過去4回のうち、3回に参加している。

参加者クレジット

オリジナル(1984年版)

ボーイ・ジョージ

バンド・エイド II(1989年版)

バンド・エイド 20(2004年版)

ロビー・ウィリアムズ

バンド・エイド 30(2014年版)

エド・シーラン

出典

  1. ^ Band Aid 40 announces Do They Know It's Christmas? 2024 Ultimate Mix”. Official Charts Company (2024年11月13日). 2024年12月30日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Do They Know It's Christmas?のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Do They Know It's Christmas?のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバンド・エイド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS