DAWなどのプラグインにおける変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 00:50 UTC 版)
「リバーブレーター」の記事における「DAWなどのプラグインにおける変遷」の解説
初期のDAWのプラグインは幾重にも調整されたディレイの初期反射を組み合わせてリバーブレーション成分のような残響を生み出していたため、密度が粗くなかなか単体機種のデジタル・リバーブレーターには届かなかったが、様々な名器(実機)や場所でのモデリングとアルゴリズムの改良により、それまでハードウェアとして君臨していたデジタル・リバーブレーターと遜色ない領域まで到達しつつある。中でもサンプリング・リバーブ(コンボリューション・リバーブ)と総称されるタイプのリバーブレーターでは、実際の場所で収録したインパルス音をリバーブレーションの元データとして利用することで、きわめて現実に近い初期反射やリバーブ成分が再現可能になっている。プログラムには実際の著名なホール、教会、シアター、スタジアムなどがあり、ユーザー自身も独自のサンプリング・データを基にリバーブレーションを生成できる。それまでのデジタル・リバーブレーターがあくまでも計算データに基づくシミュレーション的なリバーブレーターだったことに比較すると、とても自然でリアルなリバーブレーターとなっている。
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