ソース接地回路
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 04:44 UTC 版)
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図 1: 基本的なNMOSソース接地回路(バイアス等の詳細は省略)
ソース接地回路(ソースせっちかいろ)またはソース共通回路(ソースきょうつうかいろ、英: Common source)は、電界効果トランジスタを用いた基本的な増幅回路の一つ。入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスも比較的高い。電圧増幅に用いるのが一般的。バイポーラトランジスタを用いた同様の回路にエミッタ接地回路がある。
特性
電界効果トランジスタのゲートは絶縁体のため、低い周波数ではソース接地回路の入力インピーダンスは非常に高い。小信号電圧利得は
図 2: ソース負帰還付きソース接地回路(バイアス等の詳細は省略)
ソース接地回路のトランジスタの
図 3: カスコードトランジスタ付きソース接地回路(バイアス等の詳細は省略)
カスコードトランジスタ(M2)を挿入すると、入力トランジスタ(M1)のドレイン間の増幅率が小さくなるためミラー効果による実質入力容量の増大を抑制することができる。この回路の小信号電圧利得は

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