CT/4_エアトレーナーとは? わかりやすく解説

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CT/4 エアトレーナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/23 15:23 UTC 版)

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CT/4 エアトレーナー

CT/4E

  • 用途練習機
  • 製造者:AESL→パシフィック・エアロスペース・コーポレーション英語版
  • 初飛行1972年2月23日
  • 生産数:155機
  • 運用状況:現役

PAC CT/4 エアトレーナー(PAC CT/4 Airtrainer)は、ニュージーランドのエアロ・エンジン・サービス Ltd(AESL)で開発された練習機。AESLが1982年パシフィック・エアロスペース・コーポレーション英語版となって以降は、同社の製品となった。しばしばCT4あるいはCT-4とも表記される。

概要

CAC ウィンジールの後継機を求めていたオーストラリア空軍の要求に基づき開発され、1972年2月23日に初飛行した。機体はAESLの複座軽飛行機エアツアラー英語版を元にしており、外見もほぼ踏襲しているが、+6Gから-3Gの間で曲技飛行が可能であり、計器飛行にも対応している。

210馬力のエンジンを搭載した初期型のCT/4AとCT/4Bは、オーストラリア空軍の他、ニュージーランド空軍タイ王国空軍にも採用され、民間にもスポーツ機として販売された。1981年に生産は一度終了するが、オーストラリア空軍からパイロット教育の一部を委託されたBAe/アンセット(現BAEシステムズ・オーストラリア)向けに1990年から2年間だけ生産を再開。その後アメリカ空軍の要求に基づきエンジンを300馬力に強化したCT/4Eが開発され、アメリカ空軍での採用は逃したものの、ニュージーランド空軍とタイ王国空軍に既存機の更新用として採用され1998年から生産が開始された。なお、ターボプロップエンジンを搭載したCT/4Cと引き込み脚を採用したCT/4Dも開発されたが、前者は試作のみ、後者は計画のみに終わっている。

生産は最終的に2008年まで続けられ、155機が生産された。

ニュージーランド空軍ではT-6Cに更新され退役しており、オーストラリア空軍でもPC-9共々PC-21に更新される予定である。

スペック(CT/4E)

  • 乗員:2名
  • 全幅:7.9m
  • 全長:7.16m
  • 全高:2.59m
  • 翼面積:12m2
  • 空虚重量:770kg
  • 最大離陸重量:1,180kg
  • エンジン:ライカミング AEIO-540-L1B5 水平6気筒ピストンエンジン(300馬力)×1
  • 最大速度:387km/h
  • 上昇率:558m/min
  • 実用上昇限度:5,547m
  • 航続距離:963km

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