ビート・ハプニングとは? わかりやすく解説

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ビート・ハプニング

(Beat Happening から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 02:15 UTC 版)

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ビート・ハプニング
出身地 アメリカ合衆国
ワシントン州オリンピア
ジャンル インディー・ロックインディー・ポップLo-Fi
活動期間 1982年 - 現在
レーベル Kレコーズサブ・ポップ
メンバー カルバン・ジョンソン
ヘザー・ルイス
ブレット・ランズフォード

ビート・ハプニング (Beat Happening) は、1982年ワシントン州オリンピアで結成されたバンド。初期のアメリカンインディー・ロックにおけるLo-Fiムーヴメントの立役者だった。技術面に拘らず、原始的な録音技術を使用したスタイルが特徴的。

概要

バンド結成

メンバーの3人は地元オリンピアのエバーグリーン州立大学にて出会い、1983年にはレコーディングを開始した。バンド名の由来は、ブレットの彼女が自作した映画、ビートニク・ハプニング(Beatnik Happening)から。[1]初めにカルバンとヘザーは前のバンドメンバーであった、音楽経験の無いブレットを誘い、バンドを始めるため、日本へ向かった。結成にあたり、各メンバーの担当パートをドラム、ギター、ボーカルに分けていたが、当時はマラカスと中古品のシルバートーンのみで演奏していた。ヘザーはインタビューで、ドラムを借りたバンドのリストを見れば、ビート・ハプニングの歴史がわかると、冗談を飛ばしていた。

初期のレコーディングでは、リバーブレーターを使い、演奏経験の浅いブレッドの演奏パートに、重みをもたらしていた。[1]
1984年にバンドは東京へ行ったが、ライブは行わなかった。日本での初ライブはカルバンが交換留学で知り合った、友人の高校で行った。[1]

スタジオアルバム

(1985年)に発売されたデビューアルバム、Beat Happeningは後に発売されるJamboreeと共に、高い評価を得た。1991年にDreamyのリリーズに当たり、ビート・ハプニングはインディー・ロックコミュニティにおいて、ロックに対する反主流として最も重要な存在となっていた。 最後にリリーズされたアルバム、You Turn Me Onにおいては、以前のアルバムの前例を打ち破った。 All Musicより「Masterpiece」と評価された。 このアルバムの発表を契機に、バンドメンバーは独自の活動に移っていく。しかし、2000年には約8年越しのシングル、"Angel Gone"をリリーズした。
2002年にはボックス・セットCrashing Throughがリリーズされる。さらに特典としてブックレットが付属しており、バンドの歴史とLois Maffeoによるエッセイ、さらにはメンバーの貴重な写真が収められている。

現在の状況

公式に解散宣言は出されていないが、バンドは1990年からパフォーマンスを行っていない。
2005年にはモデスト・マウスアイザック・ブロックにより、オール・トゥモローズ・パーティーズへ招待されたが、バンド側は丁重に招待を断った。

メンバー

  • カルバン・ジョンソン - ギター、ボーカル
  • ブレント・ランズフォード - ギター、ドラム
  • ヘザー・ルイス - ギター、ドラム、ボーカル

ディスコグラフィ

アルバム

EPs

  • 1984年 - Beat Happening Cassette  (Kレコーズ)
  • 1984年 - Three Tea Breakfast Cassette  (Kレコーズ)
  • 1988年 - Crashing Through EP' (53rd & 3rd)
  • 1988年 - Beat Happening/Screaming Trees EP  (Kレコーズ/Homestead)

コンピレーション

  • 2002年 - Crashing Through  (Kレコーズ)
  • 2003年 - Music to Climb the Apple Tree By  (Kレコーズ)

シングル

  • 1984 - Our Secret / What's Important  (Kレコーズ)
  • 1987 - Look Around / That Girl  (Kレコーズ)
  • 1988 - Honey Pot / Don't Mix The Colors  (53rd & 3rd) ソノシート
  • 1990 - Red Head Walking / Secret Picnic Spot  (サブ・ポップ)
  • 1990 - Nancy Sin / Dreamy  (Kレコーズ)
  • 1991 - Sea Hunt / Knock On Any Door  (Bi-Joopiter)
  • 2000 - Angel Gone / Zombie Limbo Time  (Kレコーズ)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c Baumgarten, Mark (2012). Love Rock Revolution. Seattle: Sasquatch Books. p. 72. ISBN 978-1-57061-822-2 

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