Auditionとは? わかりやすく解説

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オーディション【audition】

読み方:おーでぃしょん

歌手・俳優などを起用する際に行う審査

新作番組試作版。

放送番組レコードなどの試聴


聴覚

英訳・(英)同義/類義語:audition, hearing

動物感覚で、音波刺激として感知できる感覚
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  耳胞  聴砂  聴神経  聴覚  聴覚器  聴覚野  肛後尾

オーディション

(Audition から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/23 09:15 UTC 版)

オーディションの例。ニューヨークのMTA駅などでパフォーマンスすることを許されるアーティスト60人「Music Under New York」を選ぶためのオーディション。左側が応募してきたパフォーマーグループ。右側が審査員たち。

オーディション英語: audition)とは、特定の作品の役や役割を担当するのにふさわしい俳優歌手ダンサーなどを選ぶために、その候補者たちに実際に何らかの短いパフォーマンスやデモンストレーションを行わせて、適性や能力を判断するためのインタビュー[1][2]

オペラなどの作品の上演の前に、出演者を決めるためにプロデューサーや演出家などが、出演を志望する俳優などの技量や適性を判断するための審査会[3]

"audtion"の語源はラテン語"audire"(聴く)という動詞の名詞形"auditio"であり、「聴くこと」を意味する名詞である[2]

俳優のオーディション

オーディションではモノローグが使われることが一般的。

映画テレビドラマの制作は産業として確立していることから、オーディションのスタイルも確立しており、配役監督や監督プロデューサーなどが審査を行う[4]。オーディションでは、モノローグ(独白、独り台詞)が使われることが一般的である[4]

特定の映画作品の場合、制作する予定の作品の設計図にあたる脚本がまずあり、その脚本の中から、その俳優が応募している役柄(キャラクター)がしゃべる予定になっている台詞、その役の特徴がよく集約されている台詞を数行を抜き出すなどしたものなどが与えられ、特定の役柄を演ずる。

審査員は、応募者の発声法、役の理解のしかた、外見的印象等々が、その作品および役柄に適しているか、そうでないかを判断する。

たとえば、映画の中でたびたび怪物に遭遇して何度も驚き絶叫するヒロインの役のオーディションであれば、応募者に数行の台詞と「怪物を見たヒロイン、絶叫する」などというト書きが与えられ、短時間で絶叫する演技を審査員の前で見せる。傲慢なビジネスマンの役なら傲慢そうなビジネスマンの台詞、刑事(警察官)の役なら刑事の台詞、議員の役のオーディションであれば議員の台詞が、ほんの数行程度与えられて、与えられた数十秒などの時間でその演技を審査員に見せる。

審査員は、応募者たちが同一の設定で演技するのを聴き、見て、誰が、自分たちが制作する予定の作品のその役柄に一番適していたかを判断する。


アメリカの俳優のオーディション情報の伝達経路

アメリカの俳優のオーディションには階層的なシステムがあり、トップ俳優が得るオーディション情報と、無名の俳優が得るオーディション情報では質が異なる。

  • 1) すでに実績を積み上げてきたトップ俳優には、クローズド(一般非公開)のオーディションの情報が、業界の中枢の経路(たとえばBreakdown Servicesなど)を経由して、エージェント経由で届く。エージェントはオーディションの情報を入手すると、まずエージェントとして事前に適していると思われる俳優を選んだ上で、その俳優にだけ伝える。そのオーディション情報を他の俳優には伝えない。エージェントは、世の中に多数いる"無名の俳優"や、"俳優ではない一般人"らにそのオーディション情報(作品に関する"機密情報"が相当に含まれる)が漏れないように努める。
エージェントには、たとえばCreative Artists AgencyやWilliam Morris Endeavorがある。
トップ俳優は、下 2)で説明するようなオーディション情報掲示サイトはほぼ使わず、もっぱらエージェント経由でオーディション情報を得る。
(なお、日本のNHKの朝ドラ『マッサン』や『ばけばけ』にも欧米の俳優が(主演もしくは準主演で)出演したが、やはりNHKからアメリカのこのエージェント網にオーディション情報を流して、アメリカ人の俳優らにその情報が伝わり、それぞれ数千名の俳優が応募してきて、NHK側が選考し、それぞれ1名が選ばれた。)
  • 2) "無名の俳優" や "まだ一流ではない俳優" は、オーディション情報掲示サイトで、広く情報公開されているオーディション情報を入手して応募する。例えば次のようなオーディション掲示サイトがある。
    • Backstage(英語版
    • Actors Access
    • Casting Networks
    • Casting Frontier

上記のオーディション情報掲示サイトは、キャスティングディレクター(キャスティング監督)が出演案件を掲載し、俳優がそれを見てオンラインで応募する仕組みを提供している。キャスティングディレクター側も俳優側も、利用にはまずアカウント登録が必要である。俳優は応募にあたってはプロフィール類(英語で書いた履歴書、写真、動画)を提出する。

インターネット経由のオーディション情報公開については英語版のen:Digital castingでも解説されている。

アメリカの作品の役にはアメリカの外から応募することも可能である。日本在住の俳優も、たとえばBackstageやActors Accessのサイトを閲覧して、アメリカのオーディション情報を得ることや応募することは可能で、たとえば「Asian」とキーワードを入力して "アジア人" の役、「Japanese」と入力し "日本人"の役を検索し、応募することも可能である。

ミュージカル

ミュージカルの場合、世界的に標準となっているのは、その作品の中の16小節を2つ、対照的な2つ(たとえば片方が陽気であれば片方は悲しげ、片方が古典的であれば片方は現代的、片方が激しいのであれば片方は静か、など)が提示され、それを歌う。また1分ほどのモノローグも与えられる。そして顔写真をつけた経歴書も提出する。

世界的に見て標準的なやり方としては、ミュージカルのオーディションは2段階になっており、応募者の側としては大抵最初から特定の役を得るためにオーディションを受けているわけではあるが、まずは1回目のオーディションを受け、それに通ると「callback」という2段階目に入り、そこで特定の役に適しているかどうかの審査を受けることになる。

日本のオーディション

歴史

演劇、ミュージカルの俳優

歌舞伎では血筋で俳優が選ばれており、オーディションでは選ばれていない。

演劇を上演する劇団が明治・大正期からあり(文芸協会 1906年、自由劇場 1909年、芸術座 1913年、舞台協会築地小劇場 1924年)、昭和時代にも設立が続いたが(文学座 1937年、俳優座 1944年)、こういった劇団では俳優をまず入団させ俳優として養成してから舞台に出演させており、オーディションの記録は存在せず、オーディションという形式で出演者を決めていたわけではないと考えてよい。

1953年に設立された劇団四季では、1970年代ころからミュージカル作品の上演数が増え、ひとつひとつの上演作品ごとに劇団内オーディションを行うようになった。ひとつの役に、劇団四季所属の多数の俳優が応募し、特定の役を的確に把握しているか、役柄のイメージに合致しているか、などの審査が行われ、多数の中から"より抜き"で選ばれる。

映画俳優

映画会社では、東宝1946年に「ニューフェイス」制度を開始した。この制度は、一般公募で新人俳優を募集する制度であり、審査(選抜)、合格者の専属契約、(短い)研修、のほか、一連の流れの中で最初の出演作の決定、までを含む制度であり、つまり日本語では「審査」という名称でオーディションが行われるようになった。1953年には東映も新人俳優発掘制度(ニューフェイス)を開始。東宝や東映に倣って他社(大映、日活、松竹)も、開始時期ははっきりしないが、1950年代から1960年代にオーディションによる新人発掘制度を始めたようである。

アイドルほか

1970年代から放送された『スター誕生』や1990年代に始まった『ASAYAN』など、オーディション番組自体は昔から人気を呼んできたが、視聴者によるネット投票によってデビューが決まる仕組みが導入されたことによって「『参加できる快感』で、盛り上がりが過熱していった。「アイドルオーディション番組」が若者を中心に人気を呼んでいる。こうした番組の多くは、視聴者の投票によってデビューできるメンバーが決まるという形を取る。「推し」を応援するファンたちの自発的な広報活動が盛り上がりを見せる一方で、参加者への誹謗中傷なども過熱して問題となっている[5]

日本では2000年代以降は、インターネットを使った新たなオーディションの形態としてSHOWROOMミクチャ等の配信アプリを活用して、公開で行われるもの(配信審査)も増えてきている[要出典]

2022年には朝倉未来が代表を務める格闘技イベント「BreakingDown」でオーディション制度が導入され、その模様をYouTubeで公開。動画は前編が889万再生、中編は496万再生、後編は736万再生され(2022年12月31日時点)、オーディションも含めて人気コンテンツとなった[6]


日本の歴代のオーディション

可能な限り、開始した年や終了した年を明記する。 現在も開催されているものだけ☆印をつける


映画俳優
女性、女児向け
男性・STARTO(旧ジャニーズ)

ギャラリー

オーディションを題材とした作品

Category:オーディション番組も参照。

テレビ
映画
ゲーム

脚注

  1. Cambridge Dictionary
  2. 1 2 Dictionary.com | Meanings & Definitions of English Words (英語). Dictionary.com (2024年10月15日). 2024年10月15日閲覧。
  3. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
  4. 1 2 Audition Tips Monologues Actors Kids Teens Women Men
  5. 「推し」デビューへ、熱狂とリスク 投票「オーディション番組」、人気:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. 2024年10月3日閲覧。
  6. バン仲村、飯田将成......スターが誕生した『BreakingDown』 一過性のブームか、それとも“格闘技界の文化”となるか?”. Real Sound|リアルサウンド テック (2023年1月1日). 2024年10月15日閲覧。
  7. コトバンク


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