Anne Henningとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Anne Henningの意味・解説 

アン・ヘニング

(Anne Henning から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 12:52 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アン・ヘニング
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
誕生日 (1955-09-06) 1955年9月6日(65歳)
出身地 ノースカロライナ州ローリー
身長 170センチメートル (5.6 ft)
体重 66キログラム (150 lb)
 
獲得メダル
女子スピードスケート
オリンピック
1972年 札幌 500m
1972年 札幌 1000m
世界選手権
1971年 インツェル スプリント
1972年UAEの記念切手となったヘニング

アン・エリザベス・ヘニングAnne Elizabeth Henningノースカロライナ州ローリー出身、1955年9月6日 - )は、アメリカ合衆国の元スピードスケート選手。

来歴

イリノイ州ノースブルックで育った。スピードスケート競技はショートトラックスピードスケートから始めたが、後に多くのショートトラック選手同様にロングトラックに転向した。1971年、15歳のヘニングはISUスプリント選手権大会(世界スプリントスピードスケート選手権大会の前身)で銀メダルを獲得した。この大会中にヘニングは500mの世界記録を2度更新した。

1972年に500mと1000mで世界記録を更新していたヘニングは、同年札幌市で開催された冬季オリンピックにおいてこの2つの距離の優勝候補であった。500mでは、カナダのシルヴィア・バーカと並走した際にアウトスタートのヘニングとインスタートのバーカの前半のスピード差がありすぎ、中間の交差地点で早くもバーカと並んでしまった。これに気付いていなかったバーカと交差する時に進路を妨げられる形となりヘニングも一瞬棒立ちになったが、それでも43秒70のタイムを記録し当時のオリンピック記録を塗り替えた(後にバーカは走路妨害により失格となった)。ルールに従い再滑走が認められたヘニングはタイムの出にくい単独スケーティングであったが、43秒33と更にタイムを縮めた。これにより、ヘニングは16歳というオリンピックのスピードスケート史上最年少の金メダリストとなった。西ドイツのモニカ・プルークが制した1000mでは、ヘニングは銀メダルを獲得したオランダのアチェ・ケレン=デルストラに0.01秒及ばず銅メダリストとなった。このシーズンの後、ヘニングは16歳でスピードスケート競技から引退した。

2009年2月現在、コロラド州イングルウッドで教師をしている。

世界記録

競技生活を通して、ヘニングは4回世界記録を更新した。

距離 記録 日付 場所
500 m 42.91 1971年2月20日 インツェル
500 m 42.75 1971年2月21日 インツェル
500 m 42.5  1972年1月7日 ダボス
1,000 m 1:27.3  1972年1月8日 ダボス

自己ベスト

比較対象として最後の「WR」のカラムに、ヘニングが記録を出した時点における公認世界記録を列記している。

距離 記録 日付 場所 WR
500 m 42.5  1972年1月7日 ダボス 42.75
1,000 m 1:27.3  1972年1月8日 ダボス 1:27.7 
1,500 m 2:27.30 1972年1月16日 マドンナ・ディ・カンピーリオ 2:15,8 
3,000 m 5:25.9  1970年12月5日 インスブルック 4:50.3 

外部リンク


「Anne Henning」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Anne Henning」の関連用語

Anne Henningのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Anne Henningのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアン・ヘニング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS