アナベル・リー
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『アナベル・リー』(Annabel Lee )は、1849年に書かれたアメリカの作家・詩人・編集者・文芸批評家エドガー・アラン・ポーによる最後の詩である。ポーの死後2日目に地元の日刊新聞『ニューヨーク・トリビューン』紙に発表された。
- ^ 日夏訳の文体を選んだ理由を若島正訳、ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』(新潮文庫)の解説で「それは母国の現代語には無知で、家庭の事情から「唐詩選」はじめ漢詩になじんでいたからだ。それを手引にアメリカ文化センターの豪華本で見つけたポーの原詩は、私にいささかも古びたところのない、新しい英語とひとしいものに感じられた。その英詩と日夏訳との間の文体、声の落差がさらにも強く私を魅了したのである。それをきっかけに、これら二つの(時には三つの)言語の間を行き来することであじわいなれた恍惚が、いまも私の文学受容になごりをとどめている」と書いている。
- ^ 渡辺利雄『アメリカ文学に触発された日本の小説』(研究社2014年)pp.27-53。
- ^ 『獄中への手紙』(一九四〇年(昭和十五年)七月十七日付〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕)
- ^ 中村融、1992、「日本でのポー-13-書誌--大正1年~昭和11年(改訂版) (PDF) 」 、『茨城大学教養部紀要』(24号)、茨城大学、NAID 40000136784 pp. 215-231
- ^ “アナベル・リイの主題による変奏”. コミュニケーションギャラリー ふげん社. 2017-66-26時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月19日閲覧。
- 1 アナベル・リーとは
- 2 アナベル・リーの概要
- 3 その他の訳
- 4 日本への享受と影響
- アナベル・リーのページへのリンク