Allolactoseとは? わかりやすく解説

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アロラクトース

分子式C12H22O11
その他の名称アロラクトース、Allolactose、6-O-β-D-Galactopyranosyl-α-D-glucopyranose
体系名:6-O-β-D-ガラクトピラノシル-α-D-グルコピラノース


アロラクトース

(Allolactose から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/22 15:42 UTC 版)

アロラクトース
識別情報
CAS登録番号 28447-39-4
PubChem 6454902
ChemSpider 4957195 
ChEBI CHEBI:36229 
特性
化学式 C12H22O11
モル質量 342.296 g/mol
密度 1.768 g/mL
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。

アロラクトース(Allolactose)は、ラクトースと似た構造の二糖である。D-ガラクトースとD-グルコースが、ラクトースのようなβ1-4結合ではなく、β1-6グリコシド結合した構造を持つ。β-ガラクトシダーゼによるラクトースのトランスグリコシル化(糖鎖転移反応)によって生成する。

アロラクトースは、大腸菌ラクトースオペロンのインデューサーである。四量体のlacリプレッサーのサブユニットに結合して配座の変化を引き起こし、lacリプレッサーのlacオペレーターへの結合能を弱め、その結果、lacオペレーターから解離させる。リプレッサーが外れることで、lacオペロン転写が開始する。アロラクトースの非加水分解アナログであるイソプロピルチオガラクトシド(IPTG)は、分子生物学においてlacオペロンを誘導するために用いられる。

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