Advanced Host Controller Interfaceとは? わかりやすく解説

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Advanced Host Controller Interface

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/25 02:06 UTC 版)

AHCI
Advanced Host Controller Interface
最新版 1.3.1
2011年11月11日 (2011-11-11)
組織 インテル
ウェブサイト www.intel.com/content/www/us/en/io/serial-ata/ahci.html

Advanced Host Controller Interface (AHCI) とは、インテルが策定したシリアルATA (SATA) ホストバスアダプタインタフェース仕様である。

ストレージメモリ間のデータ交換などについて定義されている。これによりシステム設計の負担を減らし、また、NCQやホットスワップなどの高度な機能が利用できるようになる。AHCIはあくまでホストコントローラ自体の規格であり、SATAの通信規格とは独立である。

2018年6月現在、規格の最新のバージョンは1.3.1である[1]

モード

2011年現在、市場のSATAコントローラは以下3つのモードがある:

インテルは選択可能ならRAIDモードの使用を推奨している。これは、RAID機能を実現するために内部でAHCIが有効になっている場合が大半であり、一番柔軟な動作が可能だからである。また、最新チップセット以外でインテル製SATAドライバーの最新版を使用する際には、RAIDモードに設定してからインストール作業を行う必要がある。AHCIはRAIDモードのない古いチップセット(に内包されているシリアルATAコントローラ)では適用外であるため。

IDEエミュレーションモードは、例えばオペレーティングシステム (OS) がSATAに対応しておらず、SATAHDDを認識しない場合や、光学ドライブの書き込み安定性の向上を目的に使用される。

OSの対応

Windows VistaLinuxカーネル2.6.19、FreeBSD 8.0[2]OpenBSD 4.1、NetBSD 4.0、Mac OS XSolaris 10などでサポートされるようになった。実使用にはAHCI SATAコントローラ[3]、上記の対応OS、AHCIのデバイスドライバが必要となる。

脚注

  1. ^ Serial ATA AHCI 1.3.1 Specification”. インテル. 2014年10月25日閲覧。
  2. ^ ahci -- Serial ATA Advanced Host Controller Interface driver”. FreeBSD. 2024年10月25日閲覧。
  3. ^ インテルの場合、多くはI/O コントローラー・ハブ (ICH) に内蔵される。

関連項目

外部リンク



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