7月5日_(渋谷すばるの曲)とは? わかりやすく解説

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7月5日 (渋谷すばるの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 01:59 UTC 版)

7月5日
渋谷すばる配信限定シングル
収録アルバム ALPACA 5
リリース 2022年9月7日
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル
時間 6分50秒
レーベル World art
作詞者 渋谷すばる
作曲者 渋谷すばる
ALPACA 5収録順
Stir
(3)
7月5日
(4)
ないしょダンス
(5)
渋谷すばる シングル 年表

(2020年)
7月5日
(2022年)
ぼーにんげん
(2022年)
ライブ映像
「7月5日」(『ALPACA 5』ライブイベント) - YouTube
映像外部リンク
渋谷すばる「7月5日」Teaser - YouTube

7月5日』(しちがついつか)は、渋谷すばるの楽曲[1]2022年9月7日にWorld artから2作目の配信限定シングルとして配信リリースされた[1]

概要

  • 前作『』から約2年2か月振りのリリース。
  • 4か月連続[注 1]配信限定シングルリリースの第1弾[1]
  • 本曲の作詞・作曲・編曲は全て渋谷自身が担当している[2]
  • 本曲は、渋谷が久しく使っていなかったギターを突然弾きたくなりメンテナンスに出した日が、数年前にメンテナンスに出したのと同じ「7月5日」だったと発覚した事から生まれた楽曲である[3][2]
  • 本曲は、抑制の効いた平歌と、解放感や濃密な感情が一緒に広がるサビのコントラストが印象的な楽曲であり[4]、「あの日の君とこれからの君が失くした日々を見失わずに歩けるように」という想いが込められたバラードとなっている[5][6]
  • 自身のライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』でライブ初披露され、同ツアーのラストで聴かせたいとの想いから制作された[5][6]
  • 2023年8月16日に発売された1stミニアルバム『ALPACA 5』で、本曲がCDに初収録された[7][8][9][10][11][12][13]

制作

基本的に渋谷の楽曲制作のスタンスは「曲を作ってまとめてアルバムにしよう」というものではなく、「良い曲が出来たからリリースしようかな」というものであり、テーマやリリース時期を決めずに制作をする事が多いという[13]。しかし、本曲の場合は「そろそろライブがある[注 2]から、こういう曲があったら良いのではないか」という事を想定して制作された[13][14]

自身のライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』を行う前に同ツアーのラストに聴かせたいとの想いから[13][5][6]、「今のバンドメンバーと一緒にお客さんの前で演奏する」という事をイメージして制作された[13][4]。また、本曲の制作が同ツアーの開幕前だったため、「ツアーで何曲目にやりたいな」とセットリストを意識しながら制作していたという[15][14]

自身は2022年9月から2023年1月にかけて、本曲を始めとした配信限定シングルを5作連続でリリースしたが、「配信で1曲ずつリリースする」という事に対して、「アルバムという考え方が嫌」という事ではなく、リスナーがアルバム単位で聴くよりも、楽曲が流れて来て気になった楽曲を「良いなこの曲、ちょっと聴いてみようかな」という感覚で気軽に聴く風潮が出来てると感じており、「(変化する時代の)良い所はどんどん使った方が良いのではないか」と考え、このリリース形態になったという[15]

また、円盤でのフィジカルリリースだと「出来立てホヤホヤをすぐにリリースする」というタイム感では出来ないため、「熱の高い時期にどんどん出していってみようかな」という考えに至ったといい、渋谷自身の中でも1つの挑戦だったという[15]。一方で、1stミニアルバム『ALPACA 5』で本曲がCD初収録となる際には、「配信だけじゃなく、(CDとして)手に取ってもらえたら嬉しい」「そこでまた楽しんでもらえるのが一番良い」とも語っている[12]

この連続配信リリース行った事で、渋谷自身の中で音楽のリリースの仕方や流れなど、勉強になったこともあったという[15]。また、自身がレコードを聴く事が好きなため、「出来ることなら全曲をアナログで出したいくらい」というが、「"CDが売れない"と言われる時代に、大切に聴いて貰える様なリリースの仕方があったらいいな」という事も考えているという[15]

歌詞を書き始めた17歳や18歳頃は「自分の感情を吐き出す」という様な制作方法を取っていたが、本曲や「Stir」を始めとした連続リリースの楽曲はそういう感覚ではなく、「何を伝えるべきかな?」という事を深く考えながら制作したという[16]。また、これまでは自身のファンに向けて自分の気持ちを発信する事が多かったが、独立してからの数年で音楽フェスティバルに多数出演し、様々なミュージシャンなどと接する様になった事で今まで見えていなかった事も見え、「もっと広いところまで届く事を歌っていけたら良いな」と考える様になったという[16]。その一方で、様々な考えを持つ人間が居る中で、「(そういう人たちそれぞれに)届けられる音楽や歌詞ってどういうものなんだろう?」という事も考える事が出来たという[16]

プロモーション

  • 2022年7月5日、本曲制作のきっかけとなる[2]、渋谷が久しく使っていなかったギターの写真を自身のInstagramに投稿した[3]
  • 同年8月22日、本曲の配信リリースおよび4か月連続リリース[注 1]を行う事を発表し、ジャケット写真も共に解禁された[1]
  • 同年9月7日、本曲が配信限定シングルとしてリリースされた[1]
    • 同日には、本曲のティザー映像がYouTubeで公開された[17]
  • 同年9月14日 - 11月6日、ライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』でライブ初披露された[5][6]
  • 2023年8月16日、1stミニアルバム『ALPACA 5』にて、本曲がCD初収録された[7][8][9][10][11][13][12]
  • 同年8月29日、『ALPACA 5』の発売記念イベント『『ALPACA 5』ライブイベント』でのライブ映像がYouTubeおよびTikTokで公開された[18]

収録曲

  1. 7月5日 - [6:50]
    作詞・作曲・編曲:渋谷すばる

収録作品

アルバム

脚注

注釈

  1. ^ a b 2023年1月にも配信限定シングル『ないしょダンス』をリリースしたため、実質的には"5か月"連続リリース。
  2. ^ 本曲の場合はリリースが2022年9月7日に対して、ライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』が同年9月14日から11月6日まで開催された。

出典

  1. ^ a b c d e 9月から4ヶ月連続配信リリース決定! 第一弾「7月5日」は9/7(水)配信開始!”. 渋谷すばるです。 (2022年8月22日). 2023年9月7日閲覧。
  2. ^ a b c 武市尚子「Disc Rush!! 新譜CD&配信作紹介」『B-PASS』2023年9月号、シンコーミュージック・エンタテイメント、2023年7月27日、74頁。 
  3. ^ a b 渋谷すばる [@subaru.shibutani.official] (2022年7月5日). "数年ぶりになぜか呼ばれた気がして引っ張り出したテレキャス". Instagramより2023年9月7日閲覧
  4. ^ a b B-PASS 2023, p. 13
  5. ^ a b c d “渋谷すばる、真摯なロックを熱量たっぷりで届けるライヴツアー『二歳と1328日』オフィシャルレポート”. ぴあ. (2022年10月27日). https://lp.p.pia.jp/article/news/250417/index.html?detail=true 2023年9月7日閲覧。 
  6. ^ a b c d “渋谷すばるが現在開催中のツアーを紐解くオフィシャルテキスト到着”. SPICE. (2022年10月27日). https://spice.eplus.jp/articles/310002 2023年9月7日閲覧。 
  7. ^ a b 限定ミニアルバム『ALPACA 5』2023年8月16日リリース決定!”. 渋谷すばるです。 (2023年7月6日). 2023年9月7日閲覧。
  8. ^ a b “渋谷タワレコに渋谷すばるの"遊び場"出現、部屋にも「寄ってかへん?」”. 音楽ナタリー. (2023年7月6日). https://natalie.mu/music/news/531769 2023年9月7日閲覧。 
  9. ^ a b “渋谷すばるの全てを詰め込んだ遊び場"すば基地"が開催決定”. THE FIRST TIMES. (2023年7月6日). https://www.thefirsttimes.jp/news/0000300541/ 2023年9月7日閲覧。 
  10. ^ a b “渋谷すばるの音楽とその全てにまつわる自身の全てを詰め込んだPOP UP SHOP『すば基地』開催決定”. SPICE. (2023年7月6日). https://spice.eplus.jp/articles/320000 2023年9月7日閲覧。 
  11. ^ a b “【コラム】渋谷すばる、展示会『すば基地』は遊び場「秘密の場所をこっそり覗いてもらう感じ」”. BARKS. (2023年7月6日). https://www.barks.jp/news/?id=1000236644 2023年9月7日閲覧。 
  12. ^ a b c awesome! Plus 2023, p. 56
  13. ^ a b c d e f B-PASS 2023, p. 11
  14. ^ a b “【インタビュー第二弾】渋谷すばる、音楽家としての自身を語る「映像と音はセットだなって思う」”. BARKS. (2023年1月20日). https://www.barks.jp/news/?id=1000229065&page=2 2023年9月7日閲覧。 
  15. ^ a b c d e “渋谷すばる、近況を語る「今、本当に自分が楽しめていろいろと向き合えているので、本当にいろいろとみんなと一緒に作っていきたい」”. SPICE. (2023年1月20日). https://spice.eplus.jp/articles/313576 2023年9月7日閲覧。 
  16. ^ a b c “渋谷すばる 映画『ひみつのなっちゃん。』×主題歌「ないしょダンス」インタビュー 後編”. awesome!. (2023年1月24日). https://awesomemagazine.jp/2023/01/24/shibutanisubaru-02/ 2023年9月7日閲覧。 
  17. ^ 渋谷すばるSTAFF [@subaru_staff] (2022年9月7日). "渋谷すばる「7月5日」Teaser Movie YouTube公開!". X(旧Twitter)より2023年9月7日閲覧
  18. ^ 渋谷すばる [@subaru_official] (2023年8月29日). "渋谷すばる Officialの投稿動画を楽しみましょう! #TikTok". X(旧Twitter)より2023年8月29日閲覧

参考文献

  • 武市尚子「Pick Up Music 1 渋谷すばる」『awesome! Plus』Vol.18、シンコーミュージック・エンタテイメント、2023年7月6日、50-57頁。 
  • 森朋之「渋谷すばる 俺はここにいるぜ」『BACKSTAGE PASS』2023年9月号、シンコーミュージック・エンタテイメント、2023年7月27日、2-19頁。 

外部リンク




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