486向けODP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 14:00 UTC 版)
「Intel Pentium (1993年)」の記事における「486向けODP」の解説
Intel 486プラットフォームのアップグレード用にPentiumのコアを搭載したオーバードライブプロセッサも登場した。事前にシステムクロックの2倍、最高で66 MHz版(P24T)がアナウンスされていたが、システムバス32ビットの486プラットフォームではPentiumの性能を発揮できず性能向上が限られたことから、実際の製品はシステムクロック25 MHzおよび33 MHzの2.5倍で動作する、それぞれ63 MHz版および83 MHz版での登場となった。内部キャッシュメモリも倍増している。 しかし、当時はAMDの486アップグレード用としてリリースされたAm5x86がPentium オーバードライブプロセッサより低価格でなおかつ160 MHz駆動を行うことによりPentium 100 MHz程度の性能を示したため、販売は一部地域を除いて芳しくなく、またインテルもPentiumへの移行を急いだため、失敗作と言われるようになった。 486アップグレードを行うような知識がある層には、Pentium オーバードライブプロセッサは、まったく見向きもされず、Pentium オーバードライブプロセッサよりも安価で高性能なAMDのAm5x86やサイリックスのCyrix Cx5x86といったアップグレード用のCPUを販売しているCPUメーカのCPUを使うことによりマシンの延命を行った。
※この「486向けODP」の解説は、「Intel Pentium (1993年)」の解説の一部です。
「486向けODP」を含む「Intel Pentium (1993年)」の記事については、「Intel Pentium (1993年)」の概要を参照ください。
- 486向けODPのページへのリンク