386での特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 06:19 UTC 版)
ディスクリプタテーブルのエントリ内のセグメントアドレスは32ビットに拡張されている。リミット値は20ビット幅に拡張され、しかもG-ビットで倍率を指定できる。 G-ビットがゼロなら、リミット値の倍率は1であり、セグメントの大きさは1バイトから 220 バイトまでとなる。 G-ビットが1なら、リミット値の倍率は4096倍であり、セグメントの大きさは 4096 の倍数で4096バイトから4ギガバイトまでとなる。 ページングを使わない場合、リニアアドレスはそのまま物理メモリアドレスとなるが、ページングを使う場合はリニアアドレスはページング機構への入力となる。 386プロセッサではアドレスオフセットとしても32ビットの値を使用する。 286のプロテクトモードとの互換性を維持するため、D-ビットが追加されている。D-ビットがオフとなっているコードセグメントは16ビット・セグメントと解釈され、その中の命令は16ビット命令として実行される。 AVLビットは未使用でありOSで使用可能である。
※この「386での特徴」の解説は、「プロテクトモード」の解説の一部です。
「386での特徴」を含む「プロテクトモード」の記事については、「プロテクトモード」の概要を参照ください。
- 386での特徴のページへのリンク