275 kV系統の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:47 UTC 版)
「中部電力パワーグリッド」の記事における「275 kV系統の導入」の解説
1952年(昭和27年)、岐阜県内を通過する関西電力の新北陸幹線が275 kVで運転を開始した。日本初の超高圧送電であった。1956年(昭和31年)には、電源開発の佐久間西幹線が佐久間発電所(静岡県浜松市天竜区佐久間町)と名古屋変電所(愛知県春日井市)との間を結んだ。これらを受けて、中部電力は、275 kVで関西電力や電源開発と連系するため、超高圧送電の導入を決定した。 中部電力初の275 kV送電線は、1960年(昭和35年)11月に完成した名古屋外輪西系統であった。西名古屋変電所(三重県桑名市)から関開閉所(岐阜県関市)までの西名古屋線と、関開閉所から電源開発名古屋変電所までの関名古屋線により、濃尾平野を半周するとともに、中部電力と関西電力・電源開発との間の275 kVによる連系が実現した。その後、電源開発名古屋変電所から中部電力東名古屋変電所(愛知県豊明市)までの第2期工事により、1962年(昭和37年)1月、275 kV名古屋外輪線が完成した。
※この「275 kV系統の導入」の解説は、「中部電力パワーグリッド」の解説の一部です。
「275 kV系統の導入」を含む「中部電力パワーグリッド」の記事については、「中部電力パワーグリッド」の概要を参照ください。
- 275 kV系統の導入のページへのリンク