24氏族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 19:05 UTC 版)
マフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成(トルコ語版)』において、オグズは22の氏族に分かれていたとされるが、ラシードゥッディーンの『集史』では24氏族とされている。以下はその24氏族。 ボズ・オクラル(Boz Oklar:灰色の矢) クン・カン(Kun qan、ギュン・ハン、Gün Han:太陽汗)カイ(qayi、kayi:壮健者) バヤト(Bayat) アルカ・オラ(アル・カラウリ、al qrauli、アルカエヴリ、Alkaevli) カラ・エヴルゥ(カラ・ヤウリ、qra yauli、カラエヴリ、Karaevli:黒帳) アイ・カン(ai qan、アイ・ハン、Ay Han:月汗)ヤゼル(yazr、ヤズルル、Yazlr) ドュグュル(ドゥケル、dukr、ドゲル、Döger) ドドルガ(ドルダルガ、durdarga、ドドゥルガ、Dodurga:立法会議) ヤパルル(Yaparlu) ユルドゥズ・カン(yulduz qan、イルディズ・ハン、Yildiz Han:星汗)オスル(ausr、アヴシャル、Avsar) カズィク(qiziq、クズィク、クルズルク、Klzlk:剛毅) ビグディリ(bik dili、ベグ・デリ、ベグディリ、Begdili:尊敬) カルキン(qarqin、カルクルン、Karkln) ウチュ・オクラル(Üç Oklar、オチ・オク、auc auq:三本の矢) コク・カン(kuk qan、ギョク・ハン、Gök Han:空汗)バインドゥル(baindur、バヤンドル、バユンドゥル、Bayundur) ビチナ(ビチネ、bicneh、ペチェネク、Peçenek) チャウンドル(ジャウルドル、jauldur、チャヴルドゥル、Çavuldur) チニ(チブニ、cibni、チェプニ、Çepni) タク・カン(taq qan、ダグ・ハン、Dağ Han:山汗)サロル(サルル、Salur) イムル(yimur、エイミュル、Eymür) アラ・ユントゥ(alaiunt、アラ・ユントゥル,Ala Yuntlu) オラギル(ウルキズ、aurkiz、ユレギル、Yüregir) ディングィズ・カン(dinkkiz、デンギズ・カン、デニズ・ハン、Deniz Han:海汗)エスキンドル(ベクディル、bikdir、イグディル、Igdir) ブクドル(ブクドズ、bukduz、ブグデュズ、Bügdüz) セヴァ(イバ、yiweh、イルヴァ、Ylva) カニク(qiniq、クヌク、クルンルク、Klnlk:尊敬される) 『集史』によると、これら24氏族はもともと彼らの伝説的始祖であるオグズ・ハンから生まれた6人の息子(ギュン・ハン、アイ・ハン、イルディズ・ハン、ギョク・ハン、ダグ・ハン、デニズ・ハン)から、さらに4人ずつ生まれた息子たちが始祖となって形成されたという。また、『テュルク諸語集成』における22氏族はこの24氏族の中にすべて含まれるが、その順番はまったく異なっている。 その他、オグズ族の分派としては次のものがある。 ウイグル族 カンクリ族 キプチャク族 カルルク族 カラジ(カラチ)族 アガチェリ族
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