2024年パリオリンピックのセーリング競技とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 2024年パリオリンピックのセーリング競技の意味・解説 

2024年パリオリンピックのセーリング競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 16:39 UTC 版)

2024年パリオリンピック
セーリング
会場 マルセイユ・マリーナ
開催日 2024年7月28日-8月8日
参加選手数 330人
« 2020 2028 »

2024年パリオリンピックセーリング競技(2024ねんパリオリンピックのセーリングきょうぎ)は、2024年7月28日から8月8日までマルセイユで開催された。大会主管はワールドセーリング。参加選手は前回大会と比較で20名減少し330名となる。

競技種目

前回大会からいくつかの種目が変更される。ディンギーではフィン級が削除され、470級が男女別から男女混合に統合される。また、ウィンドサーフィンRS:X級からiQフォイル英語版級に替わり、カイトボード種目としてフォーミュラーカイト級が新たに追加される[1]

ウィンドサーフィン

カイトボード

1人乗りディンギーヨット

2人乗りディンギーヨット

カタマランヨット(2人乗り)

出場枠

NOCは、男女各7枠まで、各種目1艇までの出場権を得ることができる。開催国であるフランスにはすべての種目に1艇ずつの出場枠が確保されている[2]

ハーグオランダ)で開催される2023年セーリング世界選手権で、以下の計107枠が与えられる。

  • iQフォイル級:男女各11枠
  • フォーミュラーカイト級:男女各8枠
  • レーザー級・レーザーラジアル級:男女各16枠
  • 470級:8組(16枠)
  • 49er級・49erFX級:男女各10組(20枠)
  • マルチハル・ナクラ17級:9組(18枠)

1人乗りディンギー種目は、2024年ILCA6女子世界選手権(マル・デル・プラタ)および2024年ILCA7男子世界選手権(アデレード)の結果により7枠ずつ出場権が与えられる。これと前後して、各大陸(アフリカ、アジア、中南米、ヨーロッパ、北米・カリブ海、オセアニア)で2023年から2024年に各地で行われる大陸別予選大会の結果により、1人乗りディンギーを除く種目には各大陸1枠ずつ、1人乗りディンギー種目は各大陸2枠ずつ(アジアのみ3枠)が与えられる。

上記の大会で出場枠を得ていないNOCは、2024年にイエールフランス)で行われるラストチャンスレガッタの結果で各種目3から5枠が割り当てられる。ワールドセーリング・エマージングネーションズプログラムのメンバーで出場権を得ていない選手は、ラストチャンスレガッタでの成績に基づきウィンドサーフィンと1人乗りディンギー種目で1枠ずつ出場権が与えられる。また、ラストチャンスレガッタ後に三者委員会が決定するユニバーサリティ枠が1人乗りディンギー種目に男女2枠ずつ用意されている。

競技日程

S シリーズレース(予選) MR メダルレース
競技日程[3]
種目/日付 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5 8/6 8/7 8/8
男子 iQフォイル級 S S MR
女子 iQフォイル級 S S MR
男子 フォーミュラーカイト級 S MR
女子 フォーミュラーカイト級 S MR
男子 レーザー級 S MR
女子 レーザーラジアル級 S MR
混合 470級 S MR
男子 49er級 S MR
女子 49erFX級 S MR
混合 マルチハル・ナクラ17級 S MR

競技結果

男子

種目
iQフォイル級[4]  トム・レウヴェニ
イスラエル (ISR)
6:43  グレー・モリス
オーストラリア (AUS)
+0:05  リューク・ファン・オプゼーラント
オランダ (NED)
+0:10
フォーミュラカイト級[5]  ヴァレンティン・ボントゥス
オーストリア (AUT)
 トニ・ヴォディシェク
スロベニア (SLO)
 マクシミリアン・メーダー
シンガポール (SGP)
レーザー級[6]  マット・ワーン
オーストラリア (AUS)
58  パヴロス・コンディゼス
キプロス (CYP)
83  ステファノ・ペスチエラ
ペルー (PER)
100
49er[7] スペイン (ESP)
ディエゴ・ボティン・ル・シュヴェ
フロリアン・トリッテル・パウル
70 ニュージーランド (NZL)
アイザック・マクハーディー
ウィリアム・マッケンジー
82 アメリカ合衆国 (USA)
イアン・バローズ
ハンス・ヘンケン
88

女子

種目
iQフォイル級[8]  マルタ・マジェッティ
イタリア (ITA)
7:38  シャロン・カントル
イスラエル (ISR)
+0:06  エマ・ウィルソン
イギリス (GBR)
+0:31
フォーミュラカイト級[9]  エレノア・オールドリッジ
イギリス (GBR)
 ローリアヌ・ノロ
フランス (FRA)
 アンネラウス・ラメルツ
オランダ (NED)
レーザーラジアル級[10]  マリット・バウメーステル
オランダ (NED)
38  アンネ=マリー・リンドム
デンマーク (DEN)
61  リネ・フレム・ヘスト
ノルウェー (NOR)
75
49erFX[11] オランダ (NED)
オディレ・ファン・アーンホルト
アネッテ・デュエツ
74 スウェーデン (SWE)
ヴィルマ・ボベック
レベッカ・ネツレル
76 フランス (FRA)
サラ・ステヤエ
ジャルリーヌ・ピコン
79

混合

種目
470級[12] オーストリア (AUT)
ララ・ファドラウ
ルーカス・メーア
38 日本 (JPN)
岡田奎樹
吉岡美帆
41 スウェーデン (SWE)
アントン・ダールベリ
ロヴィサ・カールソン
47
マルタハルナクラ17級[13] イタリア (ITA)
ルッジェロ・ティタ
カテリーナ・マリアンナ・バンティ
31 アルゼンチン (ARG)
マテオ・マフダラニ
エウヘニア・ボスコ
55 ニュージーランド (NZL)
ミカ・ウィルキンソン
エリカ・ドーソン
63

脚注

注釈

出典

  1. ^ 2024年パリ五輪で種目変更。カイトボード男女が採用”. バルクヘッドマガジン (2021年6月11日). 2023年7月2日閲覧。
  2. ^ 【パリ2024への道】セーリング、出場資格取得プロセスを解説”. olympics.com. 2023年7月2日閲覧。
  3. ^ Paris 2024 Olympic Competition Schedule” (PDF) (英語). Paris 2024. 2023年7月2日閲覧。
  4. ^ MEN'S WINDSURFING - FINAL RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月3日閲覧。
  5. ^ MEN'S KITE FINAL - RACE 6 RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月9日閲覧。
  6. ^ MEN'S DINGHY MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月7日閲覧。
  7. ^ MEN'S SKIFF MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月2日閲覧。
  8. ^ WOMEN'S WINDSURFING - FINAL RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月3日閲覧。
  9. ^ WOMEN'S KITE FINAL - RACE 6 RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月8日閲覧。
  10. ^ WOMEN'S DINGHY MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月7日閲覧。
  11. ^ WOMEN'S SKIFF MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月2日閲覧。
  12. ^ MIXED DINGHY MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月8日閲覧。
  13. ^ MIXED MULTIHULL MEDAL RACE RESULTS” (英語). olympics.com. 2024年8月8日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  2024年パリオリンピックのセーリング競技のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2024年パリオリンピックのセーリング競技」の関連用語

1
10% |||||

2024年パリオリンピックのセーリング競技のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2024年パリオリンピックのセーリング競技のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの2024年パリオリンピックのセーリング競技 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS