2023年10月28日の月食とは? わかりやすく解説

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2023年10月28日の月食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 14:04 UTC 版)

2023年10月28日の月食
部分月食
最大食時にインドネシアバンドンで撮影された部分月食
発生日 2023年10月28日
ガンマ値 0.9471
食分 0.1220
サロス周期 146番(全72回の11番目)
部分食継続時間 77分21秒
半影食継続時間 264分34秒
前回の月食 2023年5月5日
次回の月食 2024年3月25日
経過 (UTC)
 半影食始 (P1) 
18時1分47秒
 部分食始 (U1) 
19時35分18秒
   最大食   
20時14分3秒
 部分食終 (U4) 
20時52分39秒
 半影食終 (P4) 
22時26分20秒
出典: [1]

本項では2023年10月28日[注 1]月食について述べる。この月食は2023年5月5日以来、約半年ぶりに発生する月食で、2023年に発生する最後の月食である。

概要

この月食のサロス周期は146番。アメリカ航空宇宙局 (NASA) によって計算されている最大食分は0.1220で、の一部が地球の本影に入る部分月食である[1]。サロス周期146番の月食で部分月食が発生するのは2005年10月7日に発生した月食以来2回目であり、それよりも前に発生していたサロス周期146番の月食は全て半影月食であった[2]

観測

この部分月食はユーラシア大陸のほぼ全域、オーストラリアアメリカ大陸東部などで観測することができる。アメリカ大陸東部などにおいては月の出時に月食を観測することができる「月出帯食」、東アジア東南アジアオセアニアなどにおいては月の入り時に月食を観測することができる「月入帯食」となる[3]

日本国内で月が地球の本影に入る(つまり半影月食を除く)月食が観測されるのは2022年11月8日の月食以来1年弱ぶりであり、この後は2025年3月14日に発生する皆既月食まで約1年5ヶ月に渡って日本で月食が観測されない期間が続く[4][5]


最大食時に月から見た地球の見え方

2023年10月28日の部分月食の経過

月食の観測が可能な領域(白)を示した地図[1]

画像

(時刻はいずれも協定世界時による)

脚注

注釈

  1. ^ 協定世界時 (UTC) による。日本を含めた一部の地域では10月29日に発生。

出典

  1. ^ a b c Fred Espenak (2009年4月29日). “Partial Lunar Eclipse of 2023 October 28” (PDF). Goddard Space Flight Center. NASA. 2023年10月28日閲覧。
  2. ^ Fred Espenak. “Catalog of lunar eclipse Saros Series - Saros Series 146”. Goddard Space Flight Center. NASA. 2023年10月28日閲覧。
  3. ^ Total Lunar Eclipse on October 28, 2023 – Where and When to See”. timeanddate.com. 2023年10月28日閲覧。
  4. ^ 月食一覧”. 国立天文台. 2023年10月28日閲覧。
  5. ^ 「部分月食」29日明け方に 天気がよければ全国各地で見られる”. NHKニュース (2023年10月28日). 2023年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月28日閲覧。

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