2002年: 否認主義の報告
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「スレブレニツァの虐殺」の記事における「2002年: 否認主義の報告」の解説
2002年、スルプスカ共和国の政府は、8000人程が殺害されたスレブレニツァの虐殺はなかったと主張する報告書を発行した。「スレブレニツァ事件に関する報告」と題された報告書は、ダルコ・トリフォノヴィッチ(Darko Trifonović)を著者とし、スルプスカ共和国の大統領ミルコ・シャロヴィッチ(Mirko Šarović)をはじめとする主要な政治家から支持された。報告書によると、スレブレニツァのムスリム人1800人が戦闘で死亡し、さらに100人が疲労により死亡したとしている。報告では、「個人的な報復や理解の欠如によりボスニア・セルビア人軍によって殺害されたムスリム人の数はおよそ100程度と見積もられる。…犯罪に加担した者の名を明らかにし、正しく、明確にこれらの事件が散発的なものであったか否かを明らかにすることは重要である。」としている。国際危機グループや国際連合はこの報告書におけるスルプスカ共和国の捏造を非難した。
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