2つの小品 (ショスタコーヴィチ)とは? わかりやすく解説

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2つの小品 (ショスタコーヴィチ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 02:07 UTC 版)

弦楽四重奏のための2つの小品(作品番号なし)はドミートリイ・ショスタコーヴィチが1931年に作曲した弦楽四重奏曲である。

作曲の経緯

この作品は1931年10月31日の晩から翌日にかけて、ハリコフのジャン・ヴィリオム弦楽四重奏団のために作曲され、同団に捧げられた。第1曲「エレジー」は、当時作曲にあたっていた歌劇ムツェンスク郡のマクベス夫人」の第1幕第3場でカテリーナ・イズマイロヴァが歌うアリアに基づく変奏曲で、第2曲「ポルカ」はバレエ音楽黄金時代」の「ポルカ」(組曲では第3曲)の編曲である。

批評家のマナシール・ヤクーボフは、「意図的かどうかはともかく、ショスタコーヴィチは彼の音楽性の両極端をここで示した。心に入るような抒情性と強烈でグロテスクな諧謔性である。」と言われた。この作品は一時期楽譜の行方がわからなくなってしまったが、ボロディン弦楽四重奏団によって再発見され、1984年9月20日アメリカジョージア州テラヴィの音楽祭において、演奏された。すなわち50年の眠りから醒めたということになる。

構成

  • 第1曲 エレジー(悲歌)
  • 第2曲 ポルカ



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