鳩磯の碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 05:53 UTC 版)
天文年中(1532年 - 1555年)、異国船16艘が赤尾木浦(西之表港旧港)に襲来し、火砲を放った。慈恩寺の住職・日尊が社壇において撃攘の祈祷を行うと、春日山より黒白2羽の鳩(一説には2羽の白鳩ともいう)が社内に飛び入り、神前の線香をくわえて飛び立つと賊船の帆柱に止まった。このため賊船は船火事を起こして悉く焼失した。鳩が渚の大石に羽を休めたことから、この大石を「鳩が瀬」と呼ぶようになった。後に港湾拡張工事に伴って大石の一部を春日山に移し、「鳩磯」と刻字したのがこの碑とされる。
※この「鳩磯の碑」の解説は、「慈遠寺」の解説の一部です。
「鳩磯の碑」を含む「慈遠寺」の記事については、「慈遠寺」の概要を参照ください。
- 鳩磯の碑のページへのリンク