鬼首菜とは? わかりやすく解説

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鬼首菜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 01:06 UTC 版)

鬼首菜(おにこうべな)は、宮城県大崎市鳴子温泉鬼首地区(旧鳴子町鬼首地区)で栽培されている伝統野菜である。

概要

辛味がある漬菜の一種。8月下旬頃に植え、11月上旬頃に収穫する。漬物おひたしなどにして食べられることが多い。

鬼首地区以外の土地でも栽培できるが、なぜか辛味が無くなってしまう。採種業者が研究しているが、理由はまだ判明していない。

昔は鬼首地区のほとんどの農家が栽培していたが、現在は数軒だけになっている。

鬼首菜は、通称「ずなっこ」と呼ばれ、カブ菜やカラシ菜に似たしゃきしゃきとした食感と香辛性を持つ。

寒さに強く、気温の低下で栄養分と香辛成分が増すため、冬場の貴重な作物として、漬物「ふすべ漬け」などで親しまれてきた[1]

栽培には水はけの管理と適切な間引きが重要だという。

一部を畑の雪中で越冬させ、5月末から6月にとう立ちした花を枝ごと刈り取り、自然乾燥。その後に種子をたたき出して採種する[1]

外部リンク

  1. ^ a b 「地域を挙げて維持・伝承 ~伝統野菜「鬼首菜」~」『NOSAI宮城農業共済新聞記事バックナンバー』2019年2月1週号。



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