高村忠也とは? わかりやすく解説

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高村忠也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 00:42 UTC 版)

高村 忠也(たかむら ただなり、1919年6月18日 - 1992年9月4日)は、日本商学者。専門は海運論。神戸大学名誉教授。元日本海運経済学会副会長。

人物・経歴

島根県鹿足郡生まれ。1941年山口高等学校文科甲類卒業。1943年神戸商業大学(現神戸大学)卒業[1]野村寅三郎ゼミ出身[2]。同年東亜海運入社[2]

指導教官野村に相談して退社し[2]、1946年に神戸経済大学(現神戸大学)経営学専門部講師嘱託となる[1]。野村が学生課の実質的責任者であったため[2]、1947年には文部教官兼文部事務官任官し、神戸経済大学学生課主事となった[1]。1949年には野村の推薦で[2]、海技専門学院(現海技大学校)教授に着任[1]

1951年長崎大学経済学部助手。同年同講師。1952年同助教授。1953年長崎県地方労働委員会委員[1]。1959年神戸大学経営学部助教授。1962年商学博士の学位を取得。1964年神戸大学経営学部教授。1965年から1966年まで文部省在外研究員としてイギリスドイツアメリカ合衆国に留学した[1]

1968年大蔵省神戸税関審査委員。1969年運輸省港湾審議会委員。1971年神戸港港湾審議会委員。1976年神戸大学経営学部長・大学院経営学研究科長。1979年大学基準協会基準委員。1983年定年退官、神戸大学名誉教授、摂南大学経営情報学部教授[1]。日本海運経済学会副会長なども務めた[3]。1992年従三位勲三等旭日中綬章追贈[4]

著書

  • 『契約運賃制論 : 海運同盟の一研究』春秋社 1957年
  • 『アメリカ自国貨自国船主義の構造 : 貨物優先積取制を中心として』春秋社 1961年
  • 『陸海空協同一貫輸送 : その特性と実際』成山堂書店 1993年

脚注

  1. ^ a b c d e f g 高村忠也博士略歴・著作目録(高村忠也博士記念号)」『国民経済雑誌』第148巻第4号、神戸大学経済経営学会、1983年10月、127-136頁、CRID 1390853649855616256doi:10.24546/00172854hdl:20.500.14094/00172854ISSN 03873129 
  2. ^ a b c d e 宮下国生「高村忠也先生 : 人と学問(高村忠也博士記念号)」『国民経済雑誌』第148巻第4号、神戸大学経済経営学会、1983年10月、109-126頁、 CRID 1390853649855309440doi:10.24546/00172853hdl:20.500.14094/00172853ISSN 03873129 
  3. ^ 追  悼 前副会長 高村忠也先生を偲んで 宮下 國生(神戸大学)学会年報『海運経済研究』
  4. ^ 官報平成4年本紙第1011号 10頁
先代
溝口一雄
神戸大学経営学部長
1976年 - 1978年
次代
荒川祐吉



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